全財産を米ドルにしておいて助かった

1990年6月以来、約34年ぶりの円安ということで、円相場が1ドル=154円になっています。今回は、定期配信の「全財産が米ドル」ネタをお届けします。

みなさんご存知のとおり、私は全財産を米ドルにする派に属しているので今のところ円安で助かっています。

とはいえ、株価も下落しているので、たいして儲かっていません。

円安と株安で、行ってこいみたいな感じです。

それでもここ数年というスパンで見れば円安の恩恵をかなり受けています。

私の投資方針は、ほとんどの資産を米国株に投資し、余剰資金を米ドル定期預金に預けるというものです。

このため、ほぼ全財産がドルになっています。

日本ではドルは使えないので生活費分だけ日本円にしているという状況です。

元々、将来は円安になる可能性が高いだろうと思っていて、日本円を稼いでいる日本人は保有資産くらいはドルにしといたほうがいいんじゃないか、とも思っていたので、この方針を貫き通してきました。

ずっと言い続けてきた甲斐があり、ようやく当たりました。

以下の4つの理由でドルで資産を保有していた方がよいと思っています。

  1. ドルは日本円より流通している
  2. ドルは日本円より預金利率が高い
  3. 日本人は日本円を稼ぎやすい
  4. 日本円の価値が将来下がるとみている

将来もらえる予定のお給金を合わせたポートフォリオで外貨比率を考えるのです。30~40代の皆様なら1億円位稼げるかもしれません。

そう考えると、たとえ今5000万円を全て米ドルで持っていても将来の給料1億円を考慮すればたったの三分の一。むしろ日本円偏重すぎるくらいです。

これなら今持っている日本円の価値が下がる方を気にした方がよいのではないでしょうか。

年末は140円くらいになっていたのに、一瞬で154円になるくらいだからやっぱり円は弱いんじゃないか。年末は強がってただけなんだな、ということがわかりました。

日経新聞によると、ドル指数が5ヶ月ぶりの高さということで米ドル最強のようです。

足元の動きは「円安」というより「ドル高」主導だ。15日の外国為替市場では米ドルが他の通貨に対しても買われ、先進国通貨に対するドルの強さを示す「ドル指数」は106台と、2023年11月以来の高水準を付けた。

多くの方は、さすがにそろそろ介入で円高に、、、とか思っているかもしれませんが、それをやったとしても一時凌ぎにしかならないでしょう。

だから、やらないでいいからね。

米国の利上げも先送りになりそうですし、今のところ円高になりそうな材料があまりないように見えます。

インバウンドが多少円買い勢力になっているのだろうか。

今なら米国の定期預金でもかなり利回りが良いものもあるので、私はこれを利用して小銭を稼いでいます。

こうして我が資産のドル比率を高めています。

さきほど申し上げました通り、万が一円高になったとしても、我々日本人は円を稼ぎやすいポジションにいるのだし、将来の年金はきっと日本円だろうし、米ドルは利回りがいいし、ということで、手元のお金くらいはドルにしておいてもいいのではないか、と思うのですが、いかがでしょうか。

154円はさすがに、、、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、120円の時も、130円の時も、140円の時も同じような声はありました。

しかし、the rest is history...。

ということで、為替の予想はできませんが、もっと円安になる可能性はありうると考えています。

私は今までとおり、ほぼ全財産をドルに賭け続けるつもりです。

万が一、円高になって円の価値がめちゃくちゃ上がったら、アルバイトを増やして貴重な円を稼げば良いのです。

引き続き為替の動向を注視していきたいと思います。

当たりますように