複数の単語帳で単語を効率的に学習しよう

最近英単語の学習を始めました。今回は英単語を覚える際の自分なりのコツについて書いてみます。

「単語帳一冊決めてそれをひたすらやりこみなさい」

学生時代の頃はこういうことをよく言われました。だから、英単語ターゲット1900 を一途に学習していたのですが、やっていくにつれて複数の単語帳があった方が記憶の定着に良いケースもあると感じ始めたのです。

その理由について説明します。

まずは一冊の単語帳をベースに

まず大前提として、単語のインプット量を増やさないといけないので、まずどれか一冊単語帳を決めて何回も反復するのがいいと思います。

しかし、やっていくうちにこんなことになります。

「あぁこれ単語の並びで覚えちゃってるな」

なんかこの辺「ぶっきらぼうな」の単語が連発してるから、これもどうせ「ぶっきらぼうな」でしょ、的な覚え方をしてしまっていることがあります。

こうなるとその単語を覚えているのか定かではありません。つまり、単語とは無関係な文脈で覚えてしまう。これが単語帳一冊だけに頼る(一つの環境に依存して学ぶ)デメリットです。

なので、その単語を単語帳の文脈(背景)から切り取って、本当に自分が覚えているか確かめなければいけません。

 

異なる環境に単語を登場させよう

ポイントは、別の文脈(環境)で単語を登場させることです。

このために僕が考えたのは以下の方法です。

  • 単語個別の発音を聞いて意味がすぐ分かるか。
  • 他の単語帳で見て意味が分かるか。
  • アプリのフラッシュカード機能を活用して意味が分かるか。

まず視覚的な余計なヒントを排除するため、英単語単体の聞き取りで意味が分かるかチェックします。

これですぐに意味が分かるようになっていればOK。一方、聞き取れなかった単語は自分で分かるようにチェックをしておきます。

ちなみに英検1級でる順パス単 (旺文社英検書)のスマホアプリでは、全ての単語にチェックマークが付けられ、それをあとでソートして発音音声を流す機能があります。

すばらしいですね。これをランダム再生できる機能があれば完璧でした。無料で使えます。

英単語を覚える時には絶対に発音もセットで覚えた方がいいです。

もちろん、聞き取れないと意味ないでしょ、というのもありますが、耳で単語学習ができるようになることも狙いの一つです。耳で学習できるフィールドを広げるという感じでしょうか。

例えば、ある程度学習が完了した単語の復習をするときに発音とセットで覚えておけば、耳で復習することができます。通勤通学やジムでのトレーニング中などの隙間時間を活用する最適な方法です。

もちろん、新しい単語を耳から覚えていくのもいいですが、新しい単語は視覚も使った方が効果的です。だから、音声を使って復習や分からない単語のチェックを行うのが効率的だと考えています。

 

先ほど、別の文脈(環境)で単語を登場させることが重要だと言いました。

これは別の文脈でその単語の意味が分かるかチェックするためですが、他の文脈で認識できた単語は一気に定着が深まる気がします。

まるでパズルのピースがカチッとハマるように。

ポイントは大体同レベルの単語帳を活用することです。なぜなら単語の重複がポイントだからです。

例えば英検1級を目指しているなら、以下のような単語集を活用します。

CD-ROM付 改訂版 キクタン英検1級

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出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX

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最近いいなと思うのは、音声が無料ダウンロードできる参考書が増えていることです。本買わなくても音声だけは聞けちゃいます。そういうサービスをしてくれる出版社は好感が持てます。今更CDってちょっとね。。

キクタンはアルクのアプリでダウンロード、ジャパンタイムズは音声ダウンロード(英語学習書) - ジャパンタイムズ BOOK CLUBを検索していただければその方法が分かります。

当たり前かもしれませんが、英検1級でる順パス単 とびっくりするくらい単語がかぶっているので「あ、これも見たことがある、聞いたことがある、意味は忘れたけど」という状況になります。

なぜかこうして別の環境下で現れた単語の記憶定着率が良いのです。

何の科学的な裏付けがない(知らない)ので感覚的な話で恐縮ですが、このクロス英単語学習は有効と感じています。

まるでグラグラの杭をハンマーで力強く上から叩きつけるかの如く、記憶の奥深くに打ち込まれていくイメージです。

特に難易度が高い英単語になると「ほんまにこんなん出るんかいな、覚える意味あるんかいな」となってきますね。

しかし、他の単語集でも遭遇すると「こっちでも出とるわ、ほな覚えとこか」というモチベーションにもつながります。僕だけですかね。

 

単語帳以外で現れてももちろん効果があります。

ドラマの中で出てきてその意味が分かった時もハンマーで打ち込まれました。

例えば、disseminate (情報・知識などを広める)という単語を覚えたとき「いつこんなん使うねん」と思ってました。

そしたら「24」でローガン元大統領が使っているではありませんか。

「バウアーは政府がこの事件に関わった証拠をデイナから奪い取ってばらまこうとしてるんです」

ここでdisseminate使うんか!もう一生忘れんわ。

このように英単語を学ぶ際は、学んだ単語を別の文脈で登場させてチェックするとなぜか記憶しやすいという話でした。

単語を勉強しているけど本当に定着しているか分からないという人は、試しに他の単語帳も使ってチェックしてみるといいかもしれません。

テクノロジーの発展のおかげで大量の英語の音声が無料で手に入るようになりました。お金をかけなくても英語を学ぶ環境は整いつつあります。

大事なのは自分がそれをどう活用するかです。

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