英検1級の単語は難しすぎて、覚えても意味がない。いや、そんなことはない。映画やドラマで使われる日常レベルのものばかりなので覚える意味がある。
このように、いろいろな意見があります。
まぁ私は趣味で英検を受けているので、楽しければ別にどっちでもええじゃないか。
ええじゃないか、ええじゃないか。
と思っているのですが、確かに英検1級の語彙問題を解いていて、意味ないかもしれないと思う時があります。
もちろん、単語を覚えることは大事で、意味があると思っています。これは当たり前です。
しかし、英検1級に限らずなんですけど、読むのは単語調べながらで良くね?と思っちゃう。
それを言っちゃおしまいよ、ってやつ。
そして、単語を本当に知っているかを試すなら英検1級のような四択問題では不十分です。
最近は科学技術の発展のおかげで、デジタルデバイスの文字の上に指を置くと、意味が分かるようになりました。
何なら、Kindleのwordwiseという機能を使ったら、難しい単語を全部解説してくれます。
自分のあやふやな語彙知識に頼って勝手なストーリーを作り出すより、テクノロジーに頼った方が遥かに正確な読解が可能になる。
そもそも単語の意味を覚えるのは、それが使われている文章を正確に理解するためです。
そのためにベストな方法を使うべきではないでしょうか。
だから、辞書を使ってはいけない英語の試験を受ける以外の時は、辞書に頼って英語を読めばいい。
僕は、Kindleで意味を調べながら読んでいますが、全く不便ではないし、いろんな発見があってとても楽しいです。
みなさんはどうですか?
「辞書を引かずに読んでみよう、意味はそのうち分かるから」
と言われることもあって、それも正しいと思います。
しかし、分からない単語は、意味を調べながら読んでもよい。
頑なに辞書は引かない、引いたら負けだ。
となる必要はありません。
というか、調べなきゃ分からんものは分からんだろ、と僕は前から思ってます。
スマホやKindleなら一瞬で調べられるし、例文ごと履歴を残す機能もあります。
Kindleアプリで調べた単語をハイライトしておけば、あとで一覧できるし、フラッシュカードも作ることができます。
こんなことができるようになったら、単語を覚える意味って、、?
と思うことがたまにあるのです。
一方、ちゃんと単語を覚えておかないとだめだよなぁと思うのは、リスニング、ライティング、スピーキングです。
リスニングは、その単語を聞いて分からなければ、全然ワケわかめですし、スピーカー(リアルな人間)を一時停止にして、発話の単語を調べたりできるほど、まだ科学技術は発展していません。
また、ライティングやスピーキングも一定の語彙量とその用法を知っていないと、正確に自分の考えを相手に伝えることができません。
確かにライティングも調べながら書く事はできますが、ある程度の語彙がストックされてないと、さまざまな単語自体にアクセスできない。
語彙のストックが少ないと、和英辞書に書かれている以上の発展は、難しいものがあります。
だから、英単語を聞いて分かるように、そしてある程度正確に使いこなせるように。
これが大切だと思います。
単語の意味がちょろっと分かるだけでは不十分なのです。
英検1級の語彙問題は、4択でその選択肢の中に紛らわしいものはほとんどありません。
その単語の表層的な意味を知っていれば解ける問題がほとんどです。
だから、語彙の試験としてはあまりレベルが高くありません。
分かるかな。使われている単語のレベルはそれなりに難しいけど、問題のレベルが高くない。だから、分からなくても正解できることもあります。
ケンブリッジ英検のように、おいおい、全部正解に見えるぜ。
とパニックに陥るような問題はありません。
せっかくなら微妙なコロケーションを問う問題や句動詞の出題を増やせば、もっと充実した語彙問題になるのではないかと存じます。
あとは繰り返しになりますが、単語を聞いても分かるようにしておくのも大切です。
私は単語を覚えるのは大好きで、英検1級の語彙問題も楽しく取り組んでいます。
単語を覚えることは、自分の世界を広げることである。とよく友人語っていたものです。
ですが、単にその単語の意味を見て、うっすら意味が分かるだけでは、ちょっと足りない。
というかそれだけだとあまり意味がない。
聞いて分かる、書ける、会話で使えるようにしたい。
だから、語彙の単発問題ではなくて、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの問題の中で総合的に語彙力を判定する試験にしてはどうか。
もっと英語でインプットやアウトプットをしたいならば、別次元の学習が求められます。
単語の学習は大事です。
しかし、アプローチをちょっと変える必要があるかもしれないと思い始めました。