HSK6級にまた挑戦するつもりです。
4月14日に受験を検討していますが、TOEICと被ってしまっているのでどうしようか迷っています。
HSKは3つの特徴があります。
- 中国政府公認の資格
- 世界で最も受験者が多い
- 世界共通基準の資格
日本で中国語の試験で有名なのは中国語検定がありますが、これは日本で作られた試験です。一方、HSKは中国政府お墨付きですので、こちらは世界中で公的証明として使えます。
今までは英語ができればOK的な雰囲気がありましたが、これからは中国語ができればOK的な流れになっていくかもしれません。HSKは自分の中国語能力を示すのに最適な資格となるのです。
HSKは全世界875か所以上、118の国と地域で実施されていて、当然のことながら世界で最も受験者が多い試験の一つです。ちなみに日本では2018年に34,018人が受験しており、これは過去最高のようです。
さらにHSKは世界のどの地域でも適切な評価を受けることができるよう、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)という世界共通の基準に準拠するよう設計されています。
最近英検もこの動きを取り入れているようですが、こうした客観的な基準に基づいて自分の能力を把握できるのは便利ですね。
今回受験するのは、最高級の6級です。
HSKは級の数字が大きくなればなるほどムズいタイプです。日本とは逆ですね。
だから、HSK5級とか言うと英検5級のように普通の日本人は一番簡単な級を想定するかもしれません。しかし、実は上から二番目にレベルの高い級なので要注意です。見くびってはいけません。
5級と6級のレベルは以下の通りです。
5級
中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。
6級
中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。
おいおい、どうみても5級の方がレベル高そうやないか。
実は10年くらい前にHSKがリニューアルされて今の形式になりました。その時に5級と6級を受験しています。
その時のスコアはこちら
5級
- Listening 85点
- Reading 87点
- Writing 69点
- Total 241点
6級
- Listening 69点
- Reading 66点
- Writing 53点
- Total 188点
とりあえず180点以上取っておけばその級の能力を有しているとされるそうです。まだ中国に行ってなかった段階でこれですからね、今はどうなっているか。前回より悪くなってたら面白いですね。
早速対策本を買いました。日本で買うと高いので中国で買ってきました。
日本の定番問題集はこれですね。最新版が出ています。でも高いです。
僕が買ってきたのはこれです。
練習問題が52元(約800円)で、作文のテキストが59元(約900円)です。
リスニングはQRコードが問題毎に印刷されていてそれを読み取れば音声が流れる仕組みになっています。いいですね。
HSK6級のライティングはめちゃくちゃムズいです。1000字程度のまとまった文章を10分間読んでからそれを400字にまとめるという問題です。
しかも、メモ禁止で10分経過後はその文章が回収されます。
つまり、10分間で文章の内容を脳みそに叩き込まなければいけません。
おいおい、科挙かよ。
これはちゃんと対策せなあかんと思ったのでライティング専用のテキストを買って帰ってきたのです。これは日本では手に入らないから価値があります。
課題はこのライティングです。
英語の試験がひと段落したら、次はこのHSKの勉強を始めます。
意識高い系無職なので。
また何か発見があったら、また報告します。