英検1級(2019年度第2回)の二次試験を受験した感想

英検1級の2次試験を受験したので報告します。やはり英語の面談は脳みそへの良い刺激になると思いました。

前回はこれ

集合時間の10分前に到着しましたが、既にかなりの受験者が来ていてだいぶ後ろの方になってしまいました。

順番が遅い方がいろいろ準備できていいかな、と思っていましたが、あの緊張感だともはや何をやっても意味がありません。上の空です。

だから、私のお気に入りトピックである「肉食は倫理的に正当化されるべきか」を頭の中で反芻していました。

ちなみに私のバックグラウンドを説明しておくと、昨年会社を辞めて無職になった34歳です。

ボケ防止のために、外国語を勉強していますが、その一環として英検1級を受けています。前回のテストで合格していますが、ボケ防止が目的なので、今回も受験した次第です。

ですから、絶対に合格せなあかん!的なプレッシャーはないのですが、それでもやはり面談は緊張します。何なんでしょうね。

まぁあの緊張感はあまり大人になってから味わってなかったので新鮮です。たまにはいいでしょう。

 

それでは、試験のことについて書いていきます。

面接官は、日本人女性(大学の必修英語教えてそうなマダム)とネイティブは若めのお兄ちゃんでした。その辺の英会話学校から連れてきたような感じ。

前回は、N国党の立花さんみたいな人がネイティブ側にいてあせりましたが、今回は明らかにネイティブ感がありました。

最初の日常会話は、あなたの好きなこととか教えて?という質問で、マラソンが好きでいろんな海外のレースにも出ています。と答えました。どこいったん?とか。

そして本題に入ります。

お題は「タバコは禁止されるべきか」を選びました。

こんなシンプルなお題出るんか、、と少し驚きました。質問文も圧倒的に短かかったのが印象的です。でも今考えるとちょっと反省ですね。たばこは地味にむずい。

回答した内容はざっくりこんな感じです。

タバコは禁止されるべきだと思います。

まず、健康に悪いからです。

吸っている人だけ健康に悪いならまだいいですが、たばこの悪いところは周りの人にも影響を与えることです。最近ではこのことが問題となり、喫煙できるレストランが減ったり、喫煙所も少なくなってきています。自分だけでなく、周りの人の健康を守るためにタバコを禁止する必要はあると思います。

また、タバコは中毒性もあります。

一度始めるとやめることが難しいため、タバコを吸う人はなかなか減りません。タバコは身体に有害だけでなく、仕事のパフォーマンスや効率性の低下にもつながります。タバコを禁止にすれば、人々はより健康的になり、生産的な生活を送ることができるでしょう。

確かに、タバコが大きな利益を生み出していることは無視できません。

だから、タバコの会社は禁止により大ダメージを受けるかもしれませんが、その代わりに健康志向品をプロモートすればよいと思います。

実際、タバコによる健康被害や仕事や学業のパフォーマンス低下がもたらすネガティブな側面はタバコが生み出す利益を上回ります。

タバコを禁止にすれば、肺がんや関連する病気にかかる人が減り、医療費を大幅に削減できるかもしれません。また、労働者の生産性が上がり、企業の利益増に貢献する可能性もあります。

ピピピピピ、とここで終了。

まぁ実際はこの5%位しか英語で話せませんでした。

というかタバコネタは簡単なようで、健康ネタが重複してしまい、展開が難しかった気がします。

 

次は圧迫面接です。僕はスピーチよりもこっちの方が好きです。

ネイティブ面接官はモニョモニョ話していて聞き取りづらかったですが、ノー聞き返しでテンポよく解答することを心掛けました。

ここでリスニング力が問われます。

質問を聞き間違えてとんちんかんな回答をしたり、不安を抱えたまま回答したりすると、パニックに陥るケースがあるので要注意です。

ここを聞き返し無しで乗り切れるかどうかは、結構重要なポイントです。

質問は以下の通りです。

  • 中毒性っていったけど、だったらアルコールも禁止すべきか?

禁止すべきだ。アルコールもタバコと同じように中毒性が高い。健康にも悪いし、飲酒による事故も後を絶たない。アルコールを禁止にするメリットは大きい。

  • 砂糖やカフェインは?

禁止する必要はない。確かに砂糖やカフェインも中毒性があるが、砂糖は身体に必要な栄養素だし、カフェインも身体や脳のパフォーマンスを上げるポジティブな側面もあるからだ。

  • 何でもかんでも禁止にするのは選ぶ権利侵害してない?

確かに選ぶ権利を侵害しているかもしれないが、だからといってなんでもやっていいというわけではない。そんなこといったら薬物だってなんでもOKになる。身体や社会へ悪影響を及ぼすものを禁止にするべきだ。

  • さっきタバコの替わりに健康志向なものを推進すべきといったけど具体例は?

、、、、絶句。グッドクエスチョン!

あーん、うーん、や、野菜とか?タバコの葉っぱの代わりに健康な葉っぱはどうだろう?絶対そっちの方が健康になるでしょ。あとは、ほら、政府が援助とかしてあげれば、タバコに関する社会問題が減るし、野菜食べて人の健康は増進されるしで、ウィンウィンだね。

  • 税収が減ると思うがそれについては?

タバコの税収は減るけど、健康に関する余計なコストも減る可能性が高い。もちろん相殺できるかまでは分からないけど、医療費が下がって、国民の生産性が上がり、タバコに使ってたお金を消費に使えば景気もよくなるんじゃ、、?

やらかしたのは、タバコの代わりに健康志向品を、、とか適当なことをスピーチでいっちゃったので、そこ突っ込まれたのが痛かった。

結果「野菜。。」とか謎のことを言ってしまい、面接官も苦笑ですよ。

肉食どころか、草食になってしまったのが大きな反省点でした。

 

まぁこんな感じですね。

実際はこの3%くらいしか英語にできてなかったと思いますが、テンポだけは大切にしました。

前回と同じ位か、ちょっと悪い位だと思いますね。はい。

面接終わったあとは、うわぁぁぁ、がぁぁぁ、と煩悶するものですが、まぁいまさら何もしても仕方ありません。

みんな同じ思いですから、アルコールでも摂取して、ゆっくりお休みになるのが良いでしょう。

思っているより得点はよいものです。

ということで、英検1級の試験が終わりました。長丁場でした。

来月はTOEICを受けるので、TOEICの勉強(修行)をぼちぼち始めていこうと思います。問題集だけは山のようにたっぷり買ってあるので。あと中国語も、、、

それではまたお会いしましょう。