ふと身の回りのものを見渡してみると、実に中毒性の高いものが多いと感じます。もしかすると僕たちは既にその中毒者かもしれません。
情報中毒とでもいいましょうか。
なんか有益な情報を逃してしまいそうで怖いから、ツイッターを見てしまったり、グーグルのニュースを見てしまったり、そんなことをしているうちにあっという間に30分くらい経ってしまう。
あかん、あかん、こんなことしても時間の無駄や。と思って、5分後にまたスマホを手に取って。。
完全なる中毒症状です。
もしそんな状態に陥っている人がいたら、この本を読んでみることをお勧めします。
テック界の「こんまり」として話題らしいです。

Digital Minimalism: Choosing a Focused Life in a Noisy World (English Edition)
- 作者:Cal Newport
- 出版社/メーカー: Portfolio
- 発売日: 2019/02/05
- メディア: Kindle版
本書ではデジタルミニマリズムの有効性とその実践方法が詳細に書かかれています。
デジタルミニマリズムとはなにか。
デジタルミニマリズム
自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学。
最近はほんとにいろいろなアプリがありますが、それを使いこなせてないと情弱扱いされることすらあります。
一方で一生懸命ついていこうとすると、スマホがアプリでパンパンになってしまいます。
注意すべきことは、あなたの貴重な時間がそれらのアプリによって奪われていないか?ということです。
スマホがあるだけで気が散ってしまう。
そんな気持ちになるだけで、既に大事な集中力を浪費しているのです。
ここで一度ちょっと立ち止まって、冷静に考えてみる必要があります。
本当にそのアプリは必要だろうか?
本当にそこから得られる情報は有益なのか。
必要だとしても、そこまで時間を費やす価値はあるのだろうか?と。
これがデジタル片付けです。
その具体的な実践方法とその偉大なるメリットが本書には書かれているので、ぜひ参考にしてみてください。おすすめです。
現代人(私も含む)はスマホ中毒です。
電車に乗ればみんなスマホを覗き込んでいます。ゲームをやったり、SNSをやったり。
本当に忙しい。
これが日常化してしまうと、もうそれなしにはいられないような精神状態になります。
スマホがないと禁断症状が出る。
だから、つねにスマホを触っている。
とりわけ、SNSの「いいね」は中毒性が高くて危険です。
ひとたびコンテンツを投入すると「いいね」があるかどうか気になって、何度も見に行ってしまう人もいるでしょう。
これらもテクノロジー業界が仕組んだ巧妙な罠です。
こうして我々はSNSなしでは生きられなくなってしまうのです。
面白い喩えがありました。
私たちの旧石器時代人の脳は、新着メールを放置するのは焚火を囲んでいるとき脇腹をつついて自分の注意を引こうとしている部族の仲間を無視するのと同じ、命を脅かしかねないエチケット違反であると認識する
僕たちの脳みそは旧石器時代のスペックですからね、今のテクノロジーに適応できていません。
だから、ちょっとここらへんで落ち着いて、本当に必要なものは何か取捨選択をしましょう。
そして、そこから生まれた時間を使って、自分が本当に大事だと思うことに時間を費やしましょう。
私は本書のアドバイスにしたがって、ひとまずスマホをおやすみモードにしてみました。
こうしたほんのちょっとした変化で、自分の集中力を有効活用できるようになるものです。
そして、孤独な時間、思考する時間を確保する。
その先にあるのは、充実した生活です。
この哲学は経済的独立の精神にも通じるらしい。
デジタル片付けを始めてみませんか?