先日記事にもしましたが、新パスポートを申請し、無事に受け取ってきました。
今回は5年旅券をチョイスしました。
え、大人って普通は、10年旅券じゃないの?と思ったあなた。
5年旅券は以下の理由でおすすめです。
- 色がカッコいい(ネイビーが好き)
- 薄い
- 安い
言ってることが良く分からない人は、この記事を読んでみてください。
やはり5年物はスタイリッシュでカッコいいです。
しかも激薄です。
みんな薄いのがいい、とか言って0.01㎜まで追求するくせに、パスポートは厚くていいんですか。パスポートも薄い方がいいでしょう。
そして、社畜の思い出がたっぷりつまったパスポートに別れを告げました。さらば。
やはり10年という月日は長いです。
ここに押されたスタンプが最悪の思い出を想起させます。
どんなリゾートに行っていても気分台無しでした。
ハワイに遊びに行っても、ヨーロッパに行っても、社畜時代のスタンプを見ると激萎えします。
そして、ようやくこの呪いから解き放たれる時が来たのです。
ところで、申請してから気が付いたのですが、2020年2月4日以降に申請すると、パスポートが新デザインになるようです。
新デザインは「冨嶽三十六景」だそうですよ。
もちろん僕はそれより前に申請したので、念のため確認しましたが「冨嶽三十六景」はありませんでした。
うわぁ、牛さん残念だったね!もっとちゃんと確認してから申し込めばよかったのに!と思ったあなた。
全然分かっていませんね。
今となっては「冨嶽三十六景」なしの方がレアなんですよ。
残念ながら今から申し込むパスポートはすべて「冨嶽三十六景」入りです。
たとえどんなに「冨嶽三十六景」が嫌いでも、もう🌸マークの査証欄は手に入りません。
だから、新デザインになる前に申請すべきだったのです。
もしどうしても新デザインが欲しいなら、もう一度申請すればいいのですから。
しかし、冨嶽三十六景なしのパスポートはもう手に入らない。
分かりますか。このポジションの取り方。
セミリタイアを志す人間独特のモノの見方だと思います。
いいんです、分かる人が分かれば。
そもそもなんですが、日本を代表する芸術作品をパスポートの査証欄に載せるというセンスはどうなのでしょうか。
そのページはスタンプで埋まっていくんですよ。
葛飾北斎先生知ったらキレるんじゃないんですかね。
全ページでデザインが異なるということですが、一つくらい春画とか混ぜておいたらどうでしょう。
「蛸と海女」という名作があります。
いつぞハいつぞハと、ねらいすましてゐたかいがあつて、けう(今日)といふけう、とうとう、とら(捕ら)まへたア。ても(ママ)、むつくりとしたいいぼぼた(ママ)。いもよりハ、なを(尚)、こうぶつだ。サアサア、すつてすつて、すいつくして、たんのふ(堪能)させてから、いつそ、りうぐうへつれていつて、かこつて(囲って)おこうか。
やばくないですか。
ちなみに北斎先生の春画用ペンネームは「鉄棒ぬらぬら」だそうです。
スタンプの攻防もエキサイティングなものになるでしょう。
おぉ、ついにそこスタンプ押しちゃったかぁ、、みたいな。
これなら鉄棒ぬらぬら先生も喜んでくれるのではないでしょうか。
ということで、5年旅券のメリットはもう一つありました。
「デザインの変化を楽しめる」ですね。
私が次に申請するときはおそらくオンラインでも申請できるようになるでしょう。
テクノロジーの変化も合わせて楽しめるかもしれません。