ケンブリッジ英検(CPE&CAE)のテキストと問題集を集めてみました

ケンブリッジ英検(Cambridge English)の研究をするために、テキストや問題集を集めてみました。

まずは先行研究を概観しようと思いましたが、ケンブリッジ英検のテキストに関する日本語の情報が少なかったので困ってしまいました。

もしかしたら他にも困っている人がいるかもしれない。

だから、私が身銭を切って、取り組むことにしたのです。

ケンブリッジ英検の問題集を買う際には、ある種のリテラシーが必要なことが分かりました。

なぜならテキストに罠が仕掛けられているからです。

ここにはその注意点が書かれているので、興味がある方はぜひ読んでおいてください。

もちろん無料です。

それだけで数千円は出費を抑えられるかもしれないので絶対にお得です。

今回購入したのは以下のテキストです。全部で5万円くらいかかりました。

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みんなケンブリッジ英検の教材は高いとか言うけど、僕から言わせれば何のために働いてるのよ?という感じです。

自分が欲しいな、と思うものにはどんどんお金をかけるべきだと思います。

そこから学べることがあるし、やりたいことを実現するために働いているのではありませんか?

僕は働いてないし、株は暴落するしで、大変なんですよ。

まぁでもみなさんのために、あとで一つずつ説明していきますね。

その前に僕のバックグラウンドを簡単におさらいしておきます。

以前の記事でこれからケンブリッジ英検の勉強をしていくことを宣言しました。

詳細はこちらをご覧ください。

私のスペックを簡単に言っておくと、英検1級(CSE:2884)で、TOEICは980点です。

これはケンブリッジ英検だと二番目に難しいCAEとほぼ互角という認識でしたが、CAEの方がはるかに格上の印象です。

  • 英検1級満点:Proficiency(CPE)
  • 英検1級:Advanced(CAE)
  • 英検準1級:First (FCE)
  • 英検2級:Preliminary(PET)

CAEとCPEを一回ずつ受験したことがありますが、痛い目にあいました。

実際に問題をやってみると、まさにその通りで、CAEで互角に戦えるか戦えないかのぎりぎりのところです。うわぁ、結構むずいわぁ、自信ないけど、この選択肢で行くか。

そんなイメージです。

  • リーディング→穴埋めはいけるが、長文読解は1級よりむずい。
  • リスニング→英検1級よりはるかにむずい。
  • ライティング→1級とほぼ一緒?よくわかりません。
  • スピーキング→まだよくわかりませんが、1級は独特の難しさがある。

なので、ケンブリッジ英検に挑戦してみたい方は、まずサンプル問題をやってみることをお勧めします。

ググればすぐに出るし、上の記事にもリンクを貼ってあります。

過去問などを解いてみたいという方は、以下の公式問題集をおすすめします。

気を付けてほしいのは、それぞれCD付とCDなしがあることです。

相場としては、CDなしが3,000円でCD付が4,000〜5000円位です。

洋書を扱っている本屋で買おうとすると、CD付で6000~7000円のもあるので気を付けてください。

リスニングも挑戦したいという方はCD付が必要ですが、まずはリーディングだけでもやってみたいという方はCD無しでもいいと思います。

あとでCDのみを買おうとするとそれだけで4,000円位するので、最初に方針を明確に定めておくべきです。

アマゾンのレビューを見ると、CD付と見せかけてCD付じゃなかったというクレームが山ほどあるので、その辺のリスクを考慮して決断してください。

サンプルはこちらで確認できます。

https://cambridge-university-press.jp/material/cept/

問題を解いてみて、CAEにするか、CPEにするかざっくり決めたら、メインテキストを一つ買ってみるのがいいでしょう。

無難なやつはObjectiveシリーズのようですね。

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Objective Proficiency Workbook with Answers with Audio CD

Objective Proficiency Workbook with Answers with Audio CD

 
Objective Advanced Student's Book with Answers with CD-ROM

Objective Advanced Student's Book with Answers with CD-ROM

 
Objective Advanced Workbook with Answers with Audio CD

Objective Advanced Workbook with Answers with Audio CD

 

これも巧妙なトラップが仕掛けられているので注意してください。

CPE(Proficiency)版についてはDownloadable Softwareがありますが、Audioは別売りです。

このSoftwareの中にも音声はありますが、テキストとは無関係のものですので注意してください。

したがって、これもAudio有無をよく調べて買いましょう。

私が買ったのはAudio無しで4,500円程、Audio有りだと7,000~8,000円程度します。

あとでCDだけ買おうとするとそれだけで6,000~7,000円もします。激萎えですね。

一方、Objectiveには準拠するワークブックもあって、それはCD付で3,000円ほどです。

追記

以下のサイトからObjectiveの音声がダウンロードできることがわかりましたのでご参考まで。CD付きを買う必要は無くなりました。

Objective | Cambridge University Press Spain

まずは様子見でこのワークブックを買ってみるのも手かと思います。

CAE(Advanced)版はワークブックしか買っていません。メイン本の方は評判があまりよくなかったからです。

Objectiveのメインテキストはオールカラーのすごい楽しい感じでボリューム抜群。

ワークブックは白黒ですが、薄いので頑張れそうな気がします。こっちの方がシンプルで個人的には好きですけどね。

サンプルはこちらで確認できます。

https://cambridge-university-press.jp/material/cept_causebook/

 

次は文法&語彙系に行きます。

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GRAMMAR AND VOCABULARY FOR CAE & CPE W/KEY

GRAMMAR AND VOCABULARY FOR CAE & CPE W/KEY

 

ケンブリッジ英検に準拠したテキストとしては上記二つです。

いずれも評判は悪くありません。

左側のCambridgeのテキストは音声付で、演習問題にリスニングの問題もありますし、リーディングの穴埋めや読解問題もついています。

文法と語彙のテキストとはいえ総合的な学習ができる素晴らしいテキストだと思いました。

右側のLongmanは音声はなく、ひたすら文法と語彙に特化しています。少し古いのかな。

一章につき、文法4チャプター、語彙2チャプターという構成です。難易度はCPEも視野に入れていることもあって、Longmanの方が上ですね。問題も普通にむずいです。

文法と言えばこのテキストも王道ですね。

学習対象者はC1~C2向けと書いてあるので、まさにCAEやCPEの受験者に適しています。

E-bookもついていてこれが秀逸です。私はHuaweiのタブレットにダウンロードして利用しています。

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再生ボタンを押すと音声が出たり、クイズができる優れものです。

文法に自信がある方も一度どれか一冊を総復習しておくことをお勧めします。

あとはCAEの新発売のテキストがあります。

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サンプル

C1 Advanced Trainer 2 | Cambridge English Exams & IELTS | Cambridge University Press

これは6回分のテストに相当する問題演習ができます。

序盤はヒントやアドヴァイスが書かれていて、後半は普通に本番と同じようなテスト構成になっています。

これはTrainerシリーズの第二弾という位置づけでいいですかね。

第一弾を持っていないので判断できないですが、そんな雰囲気です。

サンプル

Advanced Trainer | Cambridge English Exams & IELTS | Cambridge University Press

いずれも音声ダウンロード式一択なのでトラップはありません。

Advanced Trainer Six Practice Tests with Answers with Audio

Advanced Trainer Six Practice Tests with Answers with Audio

 
C1 Advanced Trainer 2 Six Practice Tests with Answers with Resources Download

C1 Advanced Trainer 2 Six Practice Tests with Answers with Resources Download

  • 発売日: 2020/01/09
  • メディア: ペーパーバック
 

以上がケンブリッジ英検の準拠したテキストや問題集でした。

それとは別に以下のテキストたちもおすすめです。English In useシリーズです。

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一番左は先ほどおすすめした文法のテキストで、次に句動詞、イディオム、コロケーション、語彙です。

私は英検1級を持っていますが、それでもケンブリッジ英検の句動詞、イディオム、コロケーションには歯が立ちません。

もしかすると、私の語彙知識がちょっと偏ってしまっている可能性があります。

IntermediateがB1~B2、AdvancedがC1~C2が対象なので、CAEやCPEを目指す方は基本的にはAdvancedで良いでしょう。

しかし、私はIntermediateでも知らない表現がいくつもあったため、2冊合わせてやり始めました。

私の感覚としては、句動詞のIntermediateは比較的簡単なのでなくてもいいかもしれませんが、基礎からきっちりやり始めたい方にはおすすめします。

一方、イディオムとコロケーションはIntermediateからやっておいた方がいい気がしています。

リスニングにも句動詞やイディオムがバンバン出てきて、???となった表現が見事に網羅されていました。

ちなみに句動詞のAdvancedは英検1級の句動詞&熟語対策にも最適です。

ケンブリッジ英検を受けるための基礎力養成としても欠かせないテキストです。

ちなみにこのシリーズは新宿の紀伊国屋書店に置いてあるので、アクセスが良い方は実際に見てみると良いでしょう。

レベル感が分かると思います。

サンプルはこちらから

語彙はE-bookがついていて便利です。

サンプル

https://cambridge-university-press.jp/material/viu_br/

今回はここまでです。

正直まだ全然進められていないので、これからまた更に発見があると思います。

もし何かご質問があれば、どしどしお寄せください。

今後はそれぞれのテキストや問題集に特化した記事を配信していきます。

試験についてはまだ受けてないので聞かないでね。

ケンブリッジ英検は、なかなかチャレンジングでやりがいのある試験だと思います。

受験する方は共に頑張りましょう。