お金の増やし方

お金の増やし方を学びたい人は、この本を読んでみるといいかもしれません。

お金の減らし方 (SB新書)

お金の減らし方 (SB新書)

  • 作者:森 博嗣
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 新書
 

作者の森博嗣さんは、元々大学教員だったのですが、庭に自分が乗って遊べる鉄道を建設することが夢でした。

その夢を叶えるために五百円玉貯金をして、機関車のキットを購入することに成功しました。

しかし、その機関車を走らせる場所がありません。

当時の庭には線路は9メートルほどしか敷けず、汽笛を鳴らして出発しても、すぐに行き止まりになってしまいます。

もっと広いところで走らせたい、、

しかしその土地を手に入れるお金が必要です。

何かいいバイトはないものか。。

そうだ、小説を書いてみよう。

毎日勤務しているし、休みもないから、バイトをしようにもなかなかできない。

空いているのは夜しかない。そこで思いついたのが小説を書くことでした。

毎晩帰宅した後に、睡眠時間を半分にして小説を書き、一週間ほどで初めての作品を完成させました。

その作品を出版社に送ってみたところ、たちまち出版され、その後に書いた作品もどんどん本になり、印税が振り込まれるようになったそうです。

もちろん、これは万人ができる方法ではありませんし、森さんもこんなうまく行くとは思わなかったと言っています。

しかし、大事なのは、お金を増やすために行動したことです。

お金を増やしたいなら、収入を増やすしかありません。

このブログの多くの読者の方は、投資に興味があって、投資を通じてお金を増やそうとしていると思います。

しかし、確実にお金を増やそうと思うなら、自分の身体と時間を使って、お金を稼ぐ方法を見つける方が確実です。

会社が終わってからバイトをするのもいいでしょう。

Youtuberを目指してみるのもよいでしょう。

森さんのように小説を書いてみるのもいいでしょう。

こうした具体的な行動なしに収入を増やすことはできません。

言い換えれば、人に分かる形でアウトプットをしなければ、お金にならないということです。

そらそうですよね。

ですから、投資でお金を増やすのも大事なことですが、今の自分に何かできるバイトを探すことが、一番手っ取り早い方法です。

あとは、自分の労働が継続的にお金を生んでくれるかどうかも大切ですね。

例えば、肉体労働系の仕事だと、自分が働かない限りお金を稼ぐことができません。

しかし、小説のような作品を世に送り出すことができれば、それが継続的にお金を生んでくれます。

しかも、作品がヒットして、新作を次から次へと世に送り出せば、その分収入が飛躍的に積みあがっていきます。

まぁこの牛ブログも放っておいてもお小遣い程度のお金を稼ぎ出してくれるわけで、そういうものを次から次へと世に送り出していくのが大事なのかもしれませんね。

その他にもお金に関する森さんの独特の知見がたくさん盛り込まれているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

最後にこの本の中で私が最も気に入った箇所を引用します。

欲しいものと、必要なものを、少し整理してみてはいかがだろうか。

もし、自分が欲しいものが分からないという方は、一か月くらい、スマホの電源を切っておくだけで、少しわかるようになれるだろう。

孤独を感じる時間を、もっと大事にすれば、わかるかもしれない。

そう、まず、お金を使って、孤独を買った方がよいだろう。

孤独を手に入れるために、お金を減らすなんて、なかなか粋ではないか。そういうものが本当の美学だといえるかもしれない。

お金の減らし方 (SB新書)

僕が最近買った大きな買い物は、まさに「孤独を感じる時間」でした。

お金の減らし方 (SB新書)

お金の減らし方 (SB新書)

  • 作者:森 博嗣
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 新書