ブログを英語で書く事について僕が語ること

これは実験的な試みである。

僕はこのブログに新たな風を吹き込むために英語でこの記事を書いてみることにした。

もちろん、英語で記事を書く事は大変だ、なぜなら自分の思い通りに書く事ができないからだ。

適切な単語や表現が見つからないこともあるし、どのように書けばいいか分からない。

しかし、これには利点もある。

英語で書く作業は、日本語を書くときに見過ごされがちな簡潔さとシンプルさが求められるからだ。

この作業のおかげで、自分が書いた言葉が、新鮮かつ洗練されたものになっていく気がする。

今まで到達できなかった領域に辿り着けそうな気もしてくる。

あくまで気がしてくるだけだが。

実際、同じ試みで生まれた作品がある。

一つは、二葉亭四迷の「浮雲」だ。

浮雲

浮雲

 

この小説の一部は、ロシア語で書かれ、それから日本語に翻訳されたといわれている。

これが小説の新しい文体を生み出したきっかけとなったのかもしれない。

ところで、二葉亭四迷の由来は、日本語の「くたばってしめぇ」であると聞いたことがある。

「くたばってしめぇ」は、英語で言うと「あなたと性行する」という意味であり、または「地獄へ行ってください」となる。

この由来の詳細はWikipediaを参照してほしい。

もう一つは、村上春樹の「風の歌を聴け」である。

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

  • 作者:村上 春樹
  • 発売日: 2004/09/15
  • メディア: 文庫
 

この作品も書きだしは英語で書かれたようだ。

小説文体というものがだんだんできてくると、その文体で書かないと小説ではないという決まりみたいなものができてしまうんです。僕がちょうど小説を書こうとした頃は、現代文学という縛りがあって、それじゃないと駄目、という雰囲気がありました。僕はそれを書くつもりがなかったし、書いても上手くいかなかったので、じゃあ英語で書いてみようと思った。

本当の翻訳の話をしようより引用

これらの取り組みは、古い形式やシステムから抜け出すためだったのかもしれない。

なるほど。

では、僕も同じことをやってみよう。

英語で書いてみたら、新しいブログの文体を作ることができるかもしれない。

少し楽しくなってきた。

英語の勉強にもなる。

しかし、今回はこの位にしておこう。

というのも、英語で文章を書くのは、思いのほか疲れてしまうから。。

ここまで書くのもかなり辛かった。

気分が乗った時に少しずつやっていこう。

文章を書き続けるのは、ランニングと一緒だ。

調子が出てきたところくらいでやめるのがちょうどいい。

本当の翻訳の話をしよう

本当の翻訳の話をしよう

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  • メディア: 単行本