マーシャル諸島以外からの電話は久しぶりだ。03で始まる番号の着信履歴があった。
マーシャル諸島からの電話にかけ直すことはないが、基本的に知らない電話番号へコールバックする際は注意した方がいい。
怪しい番号ではないかどうか、念のためインターネットでチェックして、楽天でんわ経由でコールバックする。
今回は、楽天ブラックカードのコンシェルジュからの電話だった。
何事だろうか?
ラグジュアリーカードのコンシェルジュは、ちょうど最近利用したところだったので、予約の最終確認かと思っていた。
しかし、それとは別のコンシェルジュだった。
どのコンシェルジュか分からなくなるパターンだ。
まだラグジュアリーカード持ってたの?と思う読者もいるかもしれない。
持っている。
8月までが期限なので、それまでは保有しておこうという魂胆だ。
だから最後にラグジュアリー三昧をしてから手放そうと思っている。
ラグジュアリー三昧後には、今まで見えなかった景色が見えるようになっているかもしれない。
何事も経験である。違いが分かる漢になりたい。
一方、楽天ブラックカードのコンシェルジュには何も思い当たることはなかった。
前回使ったのは、高級インド料理を食べた時以来である。
コールバックしてみた。
「お電話を頂いていたようなのですが、、牛と申します」
「お電話ありがとうございます、お調べいたします。。」
「牛様、折り返しのお電話ありがとうございます、お電話したのは、牛様にご案内をするためでした。緊急事態宣言で閉まっているお店もありましたが、6月から営業を始めたお店もございます。ぜひまた牛様にご利用いただきたいと思い、お電話しました」
なんと、、、営業の電話だった。
コンシェルジュから営業の電話が来るとは思わなかった。
それって、コンシェルジュの仕事なのか、、
正直、そう言われてどこかのレストランの予約を入れることはありえない。
「じゃあ今週の金曜の19時に二名でお願いします」とかなるだろうか。
ならない。
しかし、そうか、やってるのか、久々に使ってみようか、という気分にはなる。
でも、行く人がいない。
一緒に行く人もコンシェルジュに依頼することができたらかなりの価値がある。
年会費を喜んで払う。
でもそんなことはありえない。
「わざわざご連絡ありがとうございます、また機会があれば検討してみます、行く人がいないので」
と言って、電話を切ろうとした。
しかし、さらに食い下がってきた。
「お中元ですとか、ご家庭でも楽しめる商品もございます。もしよろしければ資料をお送りしますがいかがでしょうか」
「分かりました、じゃあメールで送っておいてください」
コンシェルジュは粘り強い。
「かしこまりました、それでは後程メールにてお送りさせていただきます」
コンシェルジュから電話が来るなんて、そんなに切迫した状況なのだろうか。。と少し心配になった。
それで送られてきた資料の一部がこちら。
さすがにそれはできない。
ということで、コロナ禍でコンシェルジュも厳しい状況なのかもしれない。
人との交流が減れば、コンシェルジュへの依頼も減る。
ということは、今は逆にチャンスだ。
人がいないときにいけば感染リスクも低いし、サービスもよくなるかもしれない。
久しぶりに贅沢でもしてみるか、という気分になってきている。