雨の降る、道に人無し、金の山

先日、久しぶりに雨の予報だったので、外に走りに出かけた。

夏は暑くて外に出るのが億劫になる。趣味のランニングも気が進まない。

無理やり猛暑の中走っても、体力を消耗させるだけで、熱中症のリスクしかない。

無理して走るよりは、体調を優先すべきだ。

しかし、そんな猛暑の中でもランニングに理想的なタイミングがある。

それは雨だ。恵みの雨。

雨の日に走れば、人通りは少ないし、涼しいし、何よりも興奮する。

こんな興奮しているのは僕だけだろうか。

雨の日に外に出るときは、普通傘を差して歩く。

身体を濡らさないために傘を差すのは当たり前だ。

しかし、雨の日のランニングは、いわゆる既定路線から抜け出すスリルがある。

やっちゃいけないことをやっちゃっている感覚だ。

分かるだろうか。

普段なら避けなければならない水たまりにも果敢にアタックし、靴の中がブシュブシュになって、走る度に子供が履く靴のようにプゥプゥと音が鳴る。

解放感に心躍り、自然と笑みがこぼれる。

雨の日に笑いながら走っているランナーを見かけたらそれはきっと僕だ。

  • 多くの人がやらないことをやると得することがある

これは日常生活にも当てはまる。

今の生活スタイルになってから、人が多い場所とタイミングを避けて行動するようになった。

今まで1時間かかっていたことが、10分で終わり、1,000円のものが800円になる。

使いたいものが自分の思うように使えて、得することが多くなった。

これはおいしい。

余った時間やお金を他のことに使うことができるからだ。

ストレスもないし、今の時期ならコロナの感染リスクも減らせるだろう。

「人の行く裏に道あり花の山」

大勢に順応すれば、確かに危険は少ないし、事なかれ主義で何事によらず逆らわないのが世渡りの平均像とすれば、この格言、多分にアマノジャク精神に満ちている。だが、人生の成功者は誰もやらないことを黙々とやってきた人たちであり、欧米では「リッチマンになりたければ“孤独”に耐えろ」と教えるのが通例。人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないというわけだ。

人の行く裏に道あり花の山|投資の時間|日本証券業協会

この習慣を身に着ければ、もっとうまく生きられるかもしれない。

「雨の降る、道に人無し、金の山」

みんながやろうとしないこと、人が少ないところにチャンスはある。

雨の日に走ってみよう。

そこには思わぬ発見があるかもしれない。