60㎞のウルトラマラソンを走る前々日の日記です。久しぶりに長めの距離を走るのでちゃんと完走できるように戦略を練っておこうと思います。
ウルトラマラソンを完走する秘訣
- 己の能力を過信するな
- できる限り楽をしろ
- 疲れる前に休め
お気づきの通り、これは人生にそのまま当てはまります。
ウルトラマラソンを上手に走れる人は、人生も上手に走れると思っています。
ウルトラマラソンを速く走るコツは、自分の力を最大限発揮できるペースを知り、それを維持し続けることです。
日々の生活にも同じことが言えるではないでしょうか。
感覚的には、これなら一生走り続けられるわ、と思えるペースを維持することです。
そして、走り始めて10~20㎞くらいすると脳が調子に乗ってくる瞬間が訪れます。
これを完全に無視できるかどうか。
「あれ、身体が軽いな、もうちょっとペース上げてみるか」
となるので完璧にスルーです。
「おい、お前、調子乗んなよ」
と、本当に口に出して自分自身を戒めます。
その理由は、前半にペースを上げて無駄に体力を消耗すると後半でそれを挽回するのは難しいからです。
ウルトラトレイルのように仮眠ができるならまだしも、基本的に止まらずに走り続けるウルトラマラソンでは一度つぶれると復活できません。
私は長距離走るときに次のような体力ゲージを思い浮かべます。
走る前に満タンのゲージが走る過程で徐々に減っていく、そんな体力メーターのようなものを想像してください。
速く走ればその分ゲージは速く減り、ゆっくり走れば遅く減っていきます。
回復するスピードは、速く走った後はゆっくり回復し、ゆっくり走った後は速く回復する。
そして大事なのは、このマックス値は、走れば走るほど少なくなっていくということです。
つまり、前半は休めばすぐに元通りになった体力も、後半になると休んでもある一定のレベル以上には回復しなくなるのです。
こうなると休んでも走り出すとすぐに疲れてしまい、走っては歩き、を繰りかえすことになります。
もちろん、走り続ければマックス値は減ります。しかし、それを最小限に抑えられるペースを維持することが大切なのです。
レースの序盤でペースを上げてしまうと、無駄に体力を消耗し、回復スピードを下げ、体力のマックス値を減らしてしまう行為になるというわけです。
分かりますかね?
分かる人はめちゃくちゃわかってくれると思いますが、ウルトラマラソンはそういう緻密な世界なんです。
体力勝負と思われるかもしれませんが、実は知力勝負だといえるでしょう。
ウルトラマラソンを完走する秘訣
- 己の能力を過信するな
- できる限り楽をしろ
- 疲れる前に休め
こうすれば後半までペースを維持できて、余裕があればそこからペースを上げていけばいいわけです。
マラソンでは30㎞の壁と言って、30㎞以降に疲労で急激にペースを落としてしまうことがありますが、これが60㎞なら40㎞過ぎに、100㎞なら70㎞過ぎに現れます。
10㎞ちょっとなら歩いても何とかゴールできますが、20㎞とか30㎞もあるとさすがに絶望的な気持ちになります。
以上の理由で、序盤を飛ばしすぎないことを肝に銘じてペースダウンせずに上手に60㎞を走り切りたいと思います。
最近釣りにハマってしまったので、この二週間近くはほとんど走れていません。無理はせず慎重にレースを進めていきたいところです。
ジェルは一時間に一つ位のペースで摂取します。
マラソン日本記録保持者の鈴木健吾選手も愛用しているWINZONEを使います。
ハイキングで試してみましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
あとは熱中症対策として、塩分補給も忘れてはなりません。
シューズは迷っていて、HOKAのボンダイXかOnのクラウドモンスターでいきます。
久しぶりなのでどうなるかわかりませんが、レースを堪能してこようと思います。