書くのって、しんどくないですか?

筆者は毎日ブログを更新しているが、「書くのって、しんどくないですか?」と聞かれたらこう答える。しんどい。

正確に言うと、しんどい時があると言った方がよいかもしれない。

それなりに楽しみながら文章を書いており、時に自ら書いた文章に助けられることもあるからだ。

自分で書いた文章を読んで自分で笑い、勝手に幸せになる。

幸せの自給自足だ。

それでもどうしても書けないときはある。

どうすればいいのか。

この問題を解決するために本を読んだ。

以下の本を読んで、なるほど、と思ったことがあったのでそれを紹介しよう。

ちなみにタイトルは本書からの引用である。

書くのがしんどい

書くのがしんどい

  • 作者:竹村 俊助
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: Kindle版
 
「取材マインド」を身に着けよう

自分が毎日何かを書く人間になると、自分の行動が取材になる。

取材といっても大げさなものではなく、日課のランニングをしたり、新しいレストランに入ってみたりすることも取材だ。

例えば、ランニングをしていてキンモクセイの香りが日増しに強くなっていることに気づいた。よし、俳句を読んでみよう。

こうしたことがきっかけで記事が作られる。

以下は書くのがしんどいからの引用だ。

物事に敏感な人は書く事に向いているというのは強く同意するところである。

「ものごとに敏感な人」「神経質な人」「違和感を抱きやすい人」は取材マインドの持ち主です。

(中略)

いちいちイライラする人や細かいことが気になる人は、生きづらいかもしれませんが、それをアウトプットすれば立派なネタになります。

書くのがしんどい

このブログが出来たのもサラリーマンに対する違和感を感じたことが原因の一つだ。

「会社行くのってかなりむずいんですけど、これ僕だけですか?」

という素朴な疑問から始まった。

「これ、おかしくないか?」と感じるものを日々集めて発信してみると、面白い文章が書けるようになるかもしれない。

 

ネガティブ感情は「昇華」してネタにする

生きていると楽しいことがばかりではない。

株が暴落して1,000万円位一瞬でなくなっていたり、好きな人が電撃入籍してしまうこともある。

しかし、ネガティブな感情は、往々にして格好のネタになることを忘れてはいけない。

例えば、コロナショックでの株価急落劇を描いた作品は、驚くべき集客力を見せた。

株価急落と共に奈落の底へ落ちていく人間を高みから覗いてほくそ笑む。

人は人の不幸が大好きなのだ。

もちろん、ネガティブなことをネガティブに書いても人を惹きつけることはできない。

ネガティブなことをポジティブな表現に変換して発信すると良いコンテンツとなる。

実はネガティブから始まるコンテンツは、いいコンテンツになる可能性が高いです。なぜなら「本音」だからです。本音には熱がこもっています。

中略

ネガティブは、すごくいいきっかけです。何か事件があって、それをそのまま言うのは素人。それを「昇華」して価値のあるコンテンツにすることが大切なのです。

書くのがしんどい

さすがに私も救済を求めようと、他の投資ブログを徘徊し始めています。

しかし「思ったよりも大丈夫です」的なコメントが多くて、ほんまかいな、、と突っ込みながら過ごす日々。

逆にこんなに株が下落して、大丈夫なのはやばいんじゃないかと思います。

 

メモを育てる

いきなり長文を書くのはハードルが高い。

だから、まずはメモ位の短さから始めてみよう。

筆者も何か思いついたり、ネタになりそうなことがあったら箇条書きレベルでメモにしている。

このことは本書でも紹介されており、誰でも簡単に実践できるのでおすすめだ。

あることを思いついたら、このように「いつかどこかで発信できるかも」と思ってメモしておきます。そのまま忘れていくネタもたくさんありますが、一方でさらに思考が進んでいったり別のネタと組み合わさったりすることで、一つのコンテンツにまとまっていく場合もあります。

書くのがしんどい

本書では、メモ→ツイート→ブログのように出世魚のように育てていく方法を取っていると書かれていて、この方法を試してみようと思った。

今までツイッターは記事の更新の通知がほとんどでつぶやくことはあまりなかった。今後はメモの延長戦上でツイッターを活用していきたい。

このように、書くのがしんどくなったら次のことを意識してみよう。

  • 日々の生活が取材である。
  • ネガティブ感情は格好のネタだ。
  • メモを取って、それを育てよう。
書くのがしんどい

書くのがしんどい

  • 作者:竹村 俊助
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: Kindle版