柴又60Kを完走した感想

先日からお伝えしていた60㎞ウルトラマラソンを無事完走してきたので、感想文を配信させていただきます。ご査収の程、よろしくお願い申し上げます。

初めて60㎞という距離を走るので、どのくらいのペースで走ればよいかわかりませんでした。

そこで、過去の記録を見て参加者の60㎞のタイムと42.195㎞のタイムを調べてみたら、大体フルマラソンの1.65~1.8倍位になることが分かりました。

私のフルマラソンの自己ベストは2時間55分なので、これに1.8倍をかけると5時間15分が目標タイムとなります。

もちろん、今はあまり練習ができていないのでもっと遅くなるでしょうし、気温が上がったりコンディションが悪くなればさらに難しいレースとなるでしょう。

しかし、このデータは目安にはなるので、5時間15分を目標としました。

60㎞の良い点は、目標ペースがわかりやすいことです。

例えば、5時間15分を目標とする場合、これを分と秒に変えるだけで1キロの目標ペースになります。5時間15分なら5分15秒という具合です。

しかし、これを最初から最後まで同じペースで続けるのは無理なので、キロ5分でいけるところまで行って、あとは粘る戦略にしました。

結論から言うと、前半はよかったですが、後半はズルズルとタイムが落ちてしまい、さらに最後の10キロは虫の息でした。

フルマラソンだとランナーが多いので同じペースの人についていく戦略が有効ですが、参加者の少ないウルトラマラソンは一人旅になりがちです。これがまた辛いのです。

今回苦しんだのは、前半は左臀部の張り、後半は暑さで脚が攣ってしまったことです。

20㎞くらいから左のお尻が張り始め、時折鋭い痛みが走るようになりました。久々に長い距離を走ったからかもしれませんが、これは初めての経験でした。痛みが出たときは少し止まってマッサージしてなんとかやり過ごしました。

レース序盤は曇りで涼しかったのですが、晴れ始めてからは暑さとの戦いでした。

さえぎるものがなく日光を身体全身に浴びます。これが体温上昇と脱水につながるので要注意です。

給水所ではかけ水が用意されているので、毎回身体全身に水をかけて走っていました。

特に辛かったのは、50㎞から最後の10㎞で足が攣り始めてしまったことです。

脚が攣ると大幅なペースダウンとなります。悶絶しながら脚を伸ばし、落ち着いたら、そろりそろりと歩き、あ、やば、となって停止。そして、そろりそろり、を繰り返す。

なかなか回復しなかったので、しばらくその場で座り込んで落ち着くのを待ち、ゆっくり歩きから少しずつランに戻していきました。これでだいぶロスしました。

塩分と水分とエナジー補給をして落ち着くと、だいぶペースを上げられるほど回復しましたが、最後の失速は避けられませんでした。

それでも何とか完走はでき、まずまずのタイムでゴールできたので満足しています。久しぶりのレースにしてはよかったです。

やはり60㎞くらいがちょうどいい気がします。同じレースで100㎞もありますが、100㎞は長いし、集合時間も早いし、いろいろ大変です。

60㎞なら9時30分位にスタートで、夕方くらいには帰れるのでちょうどよいです。来年もエントリーを検討するかもしれません。

久しぶりに長距離を走ったので身体全体が痛いです。なぜか腕とか肩も痛くなります。明日はゆっくり休んで回復に努めます。

最近はランニングをサボり気味だったので、今後はもっと練習を増やして寝起きでも100㎞を走れるくらいの体力をつけていければいいなと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。