洋書は紙で読みたい派

最近、洋書で小説を読んでいますが、やはり洋書は紙で読むのがいいなぁと思いました。

なぜ紙がいいかというと、まず見た目が良いからです。

カラフルな表紙を眺めているだけで気分が高揚します。

そして何より「洋書を読んじゃってる感」を紙の方が味わえます。これ大事ですね。

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私は新宿にある紀伊國屋の洋書専門店を定期訪問し、その時の気分で洋書を数冊買って帰ります。

数年前に買ったスティーブンキングのThe Institute (English Edition)をまだ読み終えていないので、読む量より買う量の方が圧倒的に多いのですが、一種のコレクションみたいな感じで紙の洋書を買い続けています。

ちなみにスティーブンキングのThe Institute (English Edition)は671ページ中485ページまで進んだのでもう一息のところまで来ています。この夏に読み終えられるかどうか。やはりスティーブンキングの作品は難しく、わからない単語がバンバン出てきます。

それでも時には辞書をひきながら、時には推測してすっ飛ばしながら少しずつ読み進めています。なんとか話の流れには乗ってはいますが、細かいところはよくわからないところはあります。

この物語をざっくり言うと、実験のために誘拐された特殊な能力(テレパシーや念動ができる)を持つ子供たちが施設(The Institute)からの脱走を図り、仲間達と特殊能力を駆使しながら反乱を企てるというストーリです。

私が洋書を紙で読む理由はいくつかありますが、そのうちの一つは、読書の進捗と自分の位置が明確にわかるからです。

これは日本語の本にも当てはまりますが、特に英語が難しくてなかなか先に進めない時には自分の軌跡が物理的に分かりやすい方が読書を続ける励みになります。

しおりを挟んだページを見ると「難しくて大変だったけど、ここまで読めたのか、よしもう少し頑張ろう」と洋書を読み続けるモチベーションがアップするのです。

そして、物理的な本が視界に入れば、自ずとその本に注意が向きますし、見た目が素敵な本をとりあえずカバンに入れて置いたり、机の上に置いておくことで、その本を手に取る可能性が高まります。

これが洋書を紙で読むメリットです。

もちろん、Kindleなどの電子書籍の方がコンパクトでたくさんの本を持ち運べるし、単語を調べるのも簡単です。そして電子版の方が圧倒的に安いです。

しかし、難しい本を読み続けるためには、その本を認知させる仕組みと定期的な達成感を与え続ける必要があります。

私は洋書を紙で読むことで、その見た目、肌触り、匂い、そして音を楽しむことにしています。五感をフル活用して洋書をからだ全身で味わいます。

英語の勉強をして、単語量が増え、今まで自分が読めなかったものが読めると知った時、とてもワクワクしたことを今でも覚えています。

英語で物語を楽しめるようになれば、人生がもっと豊かになるかもしれない。36歳のおじさんになってもその思いは色褪せません。