大学院進学を促すため、修士課程と専門職大学院を対象に「出世払い型奨学金」が2024年度から導入されることになるようです。
「出世払い型奨学金」とはその名の通り在学中は政府が学費を立て替えてくれ、卒業後年収が300万円に達したら返済を始めるという仕組みです。
出世払い奨学金 先行導入の英豪、回収の難しさ課題: 日本経済新聞 より
この奨学金があれば、私のように経済的理由で大学院進学を断念した学習意欲ある学生たちを支援することができます。
しかし、問題は大学院修了後に年収300万円に到達するかです。
私の場合、ブログをさらに充実させることを目標に大学院に進学したとしても年収300万円に到達するのはかなり厳しい見通しです。
もし年収300万円に到達しなかったら、奨学金返済する必要はないのでしょうか。
それはそれでええですが、その辺りの詳細がまだよくわかりません。皿洗いとかさせられるのかな。
オーストラリアでも同じような奨学金を導入しているようですが、回収の難しさが課題のようです。
両国とも回収の難しさが課題として浮上している。豪政府は2020年時点で15%の債権について返済が期待できないと試算。英国の14年時点の返済されない債権は30~45%と推計され、未回収分などを補塡する補助金を予算計上した。生涯を通じ収入が上がらず、完済できないケースがあるという。文部科学省は両国の制度を参考としている。
実際に大学院に進学したいけどお金が今はないという学生はたくさんいると思います。
しかし、もっと問題なのは、たとえ大学院まで行ったとしてもその分の収入の見返りがあるかはよくわからないことです。
明確に大学院に行ったら年収が数百万アップするとかあったら良いのですが、その辺りは専攻とか業種によって異なるのでなんとも言えないですね。
私だったら外国語関連で、第二言語習得とか翻訳論の研究、経済関連で、日本人に最適なセミリタイア戦略の研究、美術関連では子犬の絵画史の研究などに興味があります。
それらの研究をこのブログで発表していけば、ページビューが増えて、年収300万円くらいなんか余裕で達成できるわけが、、、ありません。
年収300万円はかなり難しそうな気がします。
子犬の絵画の研究をするための学費を出世払いにしてくれるのだろうか。
まぁそもそも学問はお金を稼ぐためにするものではない部分もありますし、自分の興味のあることを突き詰めるという意味でもう一度学び直すというのは素敵なことだと思います。
将来、再び大学に戻れるよう日々コツコツと勉強はしているので、活用できる制度を今のうちに研究しておこうと思いました。