ケンブリッジ英検(CAE)を受検した感想(2023年10月21日)

ケンブリッジ英検のAdvanced(CAE)を受験してきたのでレポートを配信いたします。ご査収の程よろしくお願い申し上げます。

直近の感想文

CAEは6回目の受検になりました。過去の結果は以下の通りです。

1→2→3→4→5→(希望)

今までの得点推移

  • R:184→190→182→195→191→(195)
  • U:182→188→186→194→196→(200)
  • W:190→183→177→190→210 →(200)
  • L:157→186→182→184→161→(170)
  • S:174→179→183→180→190→(190)
  • T:177→185→182→189→190→(191)

感触としては、Lいつも通りは終わっていて、それ以外はまずまず、Wは前よりはだめで、Rはちょっと良いという感想です。

以下、詳細をご報告申し上げます。

スケジュール

  • 9:05~10:35 Reading and Use of English
  • 10:45~12:25 Writing
  • 12:40~13:25 Listening 
  • 14:00~          Speaking

Reading and Use of English

このテストでは90分間でReadingとUse of Englsihの二種目が出題されます。

Reading

  • Part1 語句の選択:8点(8問×1点)
  • Part5 読解内容一致:12点(6問×2点)
  • Part6 多重マッチング:8点(4問×2点)
  • Part7 段落穴埋め:12点(6問×2点)
  • Part8 多重マッチング:10点(10問×1点)
  • 50点満点

UoE

  • Part2 語句穴埋め記述:8点(8問×1点)
  • Part3 派生語記述:8点(8問×1点)
  • Part4 書き換え記述:12点(6問×2点)
  • 28点満点

私の時間配分は、Part1〜4までを20分、Part5〜8を70分です。

いつもの手順を紹介します。

私はPart5以降をPart5-6-8-7の順で解いています。

なぜなら、Part7はリーディングの中で一番難しいので、このパートに残り時間を全て使いたいからです。

また、Part7で時間を使いすぎてそれよりも簡単なPart8での失点を防ぐ目的もあります。

Part7は下手をすると時間をかけたのに全然できないということが起こりえますが、Part8は時間さえあれば確実に点数を積み上げられます。

以上から、Part7を最後にやる戦法を採用していますが、時間に追われてPart7が全然ダメな感じになるので、結局何が良いのかわかりません。

今回もほぼこの時間通りにいきましたが、UoEでハマってしまい約30分、残りのRが約60分でした。各大問15分ずつでしょうか。

Part1の語句の穴埋めは考えてもわかる問題ではないので、直感でテンポ良く選びます。

このパートは単語の適切な組み合わせを知ってるか知らないかなので、対策がかなり困難なように思えます。単語の組み合わせに日頃から注意して、英語をたくさん読むしかありません。

選択肢は似たような意味のものがあるので、その前後にある単語をヒントに適切なものを選びます。英検のように意味さえ分かればとけると言うものではないので難しいです。

Part2は語句の穴埋め記述問題ですが、全問埋められました(できたとは言っていない)。これは主に文法や語法や熟語問題で、大学入試レベルの文法や語法の難易度だとは思いますが、なかなかひらめかないこともあるので悔しい感じになるパートです。

今回どうしても一つだけ思い浮かばず時間を要しましたが、見直し時のラスト1分で閃いて本当に気持ちよかったです。

公式問題集や練習問題で数をこなせばそこそこ慣れて、何が入るのかすぐにわかるようになります。

文法か語法かイディオムか。

「答えは絶対に知っている簡単な単語のはずだ」と、落ち着いて取り組みましょう。

Part3は派生語の記述問題ですが、これは比較的得点しやすいパートだと思っています(もちろんできたとは言っていない)。

これも大学入試レベルの単語の派生語を正確に書けるようにしておけば問題ありませんが、ちょっと焦るようなスペルが出るので注意が必要です。

例えば、relativeをrelativelyとかvalueをevaluateとかplaceをreplacementのようにする問題です。

名詞を書くときには複数形にすべきかどうかも細心の注意を払いましょう。

Part4は書き換え問題で、与えられた語を使って3語から6語で書き換えます。

これも大学入試の文法、構文、熟語の問題集をしっかりやればそこそこ得点が取れそうな気がします。

今回も全て書けましたが、これでいいのかな、ちょっと悩んでしまうものがいくつかありました。何も考えずにやっているとつい制限語数(3〜6語)を超えてしまったり、元の文の情報が欠けていたりすることがあるので注意しましょう。

Part5以降のリーディングについては、ちょうど時間通りにできましたが、しっかり見直しをする時間は取れませんでした。したがって文挿入のPart7で炎上している可能性はあります。

この問題は以前からの課題で、最近も対策はできていなかったので、今後取り組もうと思います。

Writing

あまり内容を書いてはいけないようなのでわからないようにぼかしますが、、

必修問題

「国際的なスポーツイベントでメリットを得るのはどのグループ?」

以下から二つ選び、どちらの方がより重要かを論じなさい。

  • the athletes
  • the general public
  • the host country

選択問題

「余暇についての話を大学ですることを想定してその学長にどんな話をするか、それが聞き手にとってどう面白くて、役に立つのか」

お手紙を書きました。

前半55分、後半35分でやりましたが後半がしょぼくなりました。

前半のエッセイは、The general publicとathletesを選びました。

前者はスポーツイベントを見て運動やる気になったり、そのスポーツに興味を持つ人が増える。マラソン見た後にジョギングやろうとか、ラグビーやってみようかな。とか。健康的になる的な。でも一部の人に限られるけどね。

後者は、高いレベルの選手と競うことでパフォーマンスアップ。活躍すれば世界的英雄になり、ファンやフォロワー増加、スポンサーもつくかもしれない。

このようにアスリートにとって国際イベントはよいことしかないのでアスリートが一番メリットを得られると思う。

後半は思いつきで行った海外旅行で中国語にハマった例を引き合いに出し、それを大学で猛勉強して生活が豊かになった。余暇にいろいろ活動するとそれが自分の思いもよらない学習テーマになることがあるから、放浪の旅を勧める。的なことを書きました。

ちなみに、ライティングには下書き用の紙が配られますが、私はこれをほとんど使いません。ポイントを箇条書きにするか、怪しいスペルを試し書きする程度です。今回も全く書きませんでした。

個人的な感想ですが、全て下書きしてからそれを写すのはやめておくべきです。なぜならそれをやると時間がなくなるからです。

間違えたり、直したりしたかったら、線を引いてその下に書き直すという形で、私はガンガンやってしまっています。その方が結果として時間にゆとりができて良いです。

でも手書きは嫌。

Listening

リスニングはいつも通り手応えがなかったです。

言い訳ではないのですが、スピーカーの調子も微妙で常にモゴモゴしてたので、CPEを遥かに超える難易度に仕上がっていたのではないかと思いました。素晴らしいチャレンジとなりました。

いつも通り全体的には自信はないので、うまく行けば180点台、測定不能が出る覚悟もしておきます。

Speaking

河合塾で申し込むと、高校生?くらいの受験生と一緒になることがあります。

絶対にネイティブクラスなので一緒になるのは怖いなぁと怯えていたのですが、今回はパートナーが女子高生でした。

前回は地蔵になったので、なるべく石化しないように頑張りました。

途中で黙ってしまってもあとで挽回できるのであまり気にせず話せそうなところで話すということを心がけました。

やはりパートナーの方はネイティブクラスだったので、いろいろ勉強させて頂きました。

どんどん出てくるアイデアに対して「それは素晴らしいアイデアだね、最高だね、でもおじさんはこう思うよ」と会話を引っ張って頂きました。ありがとうございます。

やはりパートナーの方によってある程度自分のパフォーマンスも変わってくるかもしれないと思いました。

個人的な感想ですが、スピーキングはCAEよりCPEの方がやりやすい印象を持っています。パートナーと協力する部分が多いし、2分スピーチも大変ですが、自由度が比較的高いからです。

スコアも自分でもダメだったのに思ったよりもスコアはよかったということがあります。ただし、CAEで200以上は激ムズだと思いました。

CAEで高得点を取る方が圧倒的に難しいと思っています。

簡単ですが、報告は以上です。

受検されたみなさんはいかがでしたか。

4種目を一気にやるのは大変だし、いつも受検前は逃げ出したくなるのですが、結果はどうであれ、テストを受けたら色々わかることがあるので、受ける価値はあります。

ここまでくるとなかなか右肩上がりにスコアは伸びないし、暴落する種目もあったりして萎えるのですが、何か一つでも良いところや学べるところがあったらよしとしています。

今後も試験対策はほどほどにして、ゆるく英語を勉強していきます。

そして、遠い将来にケンブリッジ英検で高得点を取れるようになったらいいなと思います。

今回の結果は私の予想では11月18日くらいです。

ちなみに来年は河合塾でもCAEとCPEの受験機会が増えそうです。

私のケンブリッジ英検啓蒙活動が実を結んだ結果ですね。みなさまもぜひチャレンジしてみてください。

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