ケンブリッジ英検(CAE)を受験した感想(2022年10月22日)

ケンブリッジ英検のAdvanced(CAE)を受験してきたのでレポートを配信いたします。ご査収の程よろしくお願い申し上げます。

これまでのCAEの結果

今回は4回目の受検になりました。過去の結果は以下の通りです。

1回目→2回目→3回目→(今回の希望)

  • Reading:184→190→182→(185)
  • Use of English:182→188→186→(190)
  • Writing:190→183→177→(190)
  • Listening:157→186→182→(180)
  • Speaking:174→179→183→(185)

感触としては、UoE、W、Sはまずまず、L、Rは微妙という感想です。

前者は自分の答えが明確なので評価をつけやすく、LとRはいずれも選択肢が微妙なのでできたかわかりにくいと言う特性はあると思います。

以下、詳細をご報告申し上げます。

スケジュール

  • 9:00~10:30 Reading and Use of English
  • 10:45~12:15 Writing
  • 12:30~13:10 Listening 
  • 13:30~          Speaking

今回はリスニング後の休憩が短めで、時間短縮になっていて良かったです。受検番号が前の方だとすぐにテストが終わります。

Reading and Use of English

このテストでは90分間でReadingとUse of Englsihの二種目が出題されます。

Reading

  • Part1 語句の選択:8点(8問×1点)
  • Part5 読解内容一致:12点(6問×2点)
  • Part6 多重マッチング:8点(4問×2点)
  • Part7 段落穴埋め:12点(6問×2点)
  • Part8 多重マッチング:10点(10問×1点)
  • 50点満点

UoE

  • Part2 語句穴埋め記述:8点(8問×1点)
  • Part3 派生語記述:8点(8問×1点)
  • Part4 書き換え記述:12点(6問×2点)
  • 28点満点

私の時間配分は、Part1〜4までを20分、Part5〜8を70分です。

私はPart5以降をPart5-6-8-7の順で解いています。

なぜなら、Part7はリーディングの中で一番難しいので、このパートに残り時間を全て使いたいからです。また、Part7で時間を使いすぎてそれよりも簡単なPart8での失点を防ぐ目的もあります。

今回はこの時間配分が初めてうまくいきました(が、できたとは言っていない)。

Part1の語句の穴埋めは考えてもわかる問題ではないので、直感でテンポ良く選びます。このパートは運ゲーの部分が大きく、対策がかなり困難なように思えます。英検ならパス単やっとけばOKとか、そういうレベル感ではありません。

Part1では、コロケーション、熟語、句動詞の知識が満遍なく出題されており、単語帳や参考書で学ぶこともできるとは思いますが、それだけでは不十分です。

それよりも多くの英文を読んで、さまざまな語彙に触れる必要があります。単語と単語の組み合わせに注意してたくさんのインプットをすることが大切だと思いました。

選択肢にputとかtakeとかmakeとかが出てくると本当に怖いです。焦らず、やりましょう。

Part2は語句の穴埋め記述問題ですが、初めて全問埋められました(できたとは言っていない)。これは主に文法や語法が問われている問題で、大学入試レベルの文法や語法の難易度だとは思いますが、なかなかひらめかないので悔しい感じになるパートです。

答えを見れば「うわぁ、それだわぁ」となるのですが、自力でやると思いのほか難しくいつも苦戦していました。埋まらない問題に時間をかけすぎて、結局分からず、リーディングの時間を失って終わる私のようにならないようにしましょう。

公式問題集や練習問題を買って数をこなせばそこそこ慣れてくると思います。

Part3は派生語の記述問題ですが、これは比較的得点しやすいパートだと思っています(もちろん、できたとは言っていない)。

これも大学入試レベルの単語の派生語を正確に書けるようにしておけば問題ありません。しかし、necessarilyのような絶妙なスペルを書かされるのでちょっと焦ります。

あとは否定の意味が入ることもあるので、文脈で必ず判断するようにしましょう

例えば、expectをunexpectedlyにするとか、今回はhygieneをunhygienicにする問題があったような気がするのですが、たまにそんな単語あるんか?と思ったり、オリジナル派生語を誕生させたりすることがよくあります。

1〜2問は難しい問題はありますが、それ以外を確実に取るようにしたいです。

Part4は書き換え問題ですが、これも大学入試の文法、構文、熟語の問題集をしっかりやればそこそこ得点が取れそうな気がしなくもなくもないです。

文法問題がしっかりできる難関大学受験生に解かせたら、ワクワクしながら解いてくれそうな問題ばかりです。

今回難しかったのは、calculateをwork outに書き換える問題ですが、後半の長文でwork outと言う表現が使われていたのでそれでひらめきました。(間違っている可能性はある)以前もそうだったのですが、UoEの問題が、そのあとの長文で使われている単語をヒントに解けることがあります。皆さんも注意しましょう。

ケンブリッジ英検クラスになるとそういうところも問われているんだと思います。

Part5は、A game of Thronesの原作を書いたGeorge R. R. Martinのインタビュー記事で内容自体は興味深いものでした。元々知っていたし、ドラマも全部見ていたので理解はしやすかったですが、問題が解けたかどうかはアナザーストリーです。

今回もPart7の段落穴埋め問題で苦しみましたが、今までよりもまともに取り組めたとは思います。これも公式問題集や練習問題で練習すればもっとできるようになるかも知れません。

ケンブリッジ英検のリーディングはジャンルが幅広く勉強になることが多いので良いですね。

Writing

あまり内容を書いてはいけないようなのでぼかしますが、、

「大学を選ぶ上で重要な要素は何か」

  • cost
  • course
  • location

「テクノロジーがスポーツにどのように使われていて、どんな利点をあなたは得ているか」

新聞の編集者にメールしました。

それぞれ45分ずつくらいでうまく配分できました。

前半のエッセイは、costとcourseで頭韻を効かせられるのでそれを選びました。

Micky Mouse的なね。

英語ってそういうのが大事なんですよね?

後半はこのブログにも書いてあるようなランニングネタを書きました。このブログもケンブリッジ英検に役に立っています。

手書きだと後の手直しがめんどくさいので、所々あとで見返して直したいところがあると、「うわぁ、だるいわぁ」となりますが、まぁ試験なのでこだわり過ぎず、そこそこの作品を二つ仕上げることの方が大切かと存じます。

あと気になるのは下書き用の紙をどう使うかですが、ちゃんと下書きを書くと全然時間が足りなくなっていつも途中から下書きを使わずにどんどん書いてしまっています。ライティングは本当にCBTが絶対に良いと思いました。

内容が奇妙でもちゃんと二つ書いて提出すれば、合格点くらいは取れるイメージです。CPEでは安定して200点以上取れますが、CAEでは安定して180点前後になっています。何が足りないのかについては今後も研究を続けてまいります。

Listening

リスニングはいつも通り手応えがなかったです。内容はそこそこ聞き取れているはずなのに該当する選択肢が4つ中3つあったり、1つもなかったりで困りました。まぁいつものことです。

ある意味これも読解問題の一種だと思いました。選択肢に関係ありそうなことは言及されますが、その考えに懐疑的であったり、ダメと思わせて実は賛成だったり、話の流れをちゃんと汲み取った上で、その内容を分かりにくく言い換えた選択肢を選ぶ。と言う作業が求められます。明確に聞き取れたものはたいてい罠です。

まぁわかる人にはわかりますわね。

今回は全体的にダメでしたが、Part4がいつもより手応えを感じてしまったので心配になりました。

リスニングで手応えを感じる=罠にはまっていることがよくあるからです。まだまだ修行が足りないと言うことですね。

あと最近素敵なスピーカーを頂いたのでそれでリスニング練習をしているのですが、それは練習には逆効果だと言うことがわかりました。

Speaking

よく石化していましたが、最近は積極的に自爆する方式を採用しています。そうしてから成績が良くなってきました。

それでも小手先の対策はたかが知れていて、最終的には自分の考えをしっかり持ち、それを英語で話す練習をしておかないと高得点は取れません。

特に写真を描写する問題については地蔵リスクが極めて高いです。しかも想像力を少し膨らませないといけないので、日頃から写真や風景を見て想像の翼を広げ、英語で話す訓練をしておくと良いでしょう。やったことないけど。

スピーキング対策としては、英検の対策が思いのほか有効です。

特に英検準1級の2次試験の問題を負荷をかけてやれば、CAE対策にいい感じになりそうです。英検1級はトピックが難しいので、準1級くらいの方がちょうどいいレベル感です。

今回の感想文は以上です。

今回受験された皆様はいかがでしたか。

結果はどうなるかわかりませんが、今までよりも良い結果が得られたら嬉しいです。

今後も試験対策はほどほどにして、ゆるく英語を勉強していきます。そして、遠い将来にケンブリッジ英検で高得点を取れるようになったらいいなと思います。

今回の結果は12月22日発表となっていますが、私の予想では12月第1週くらいです。

ケンブリッジ英検に興味がある方は以下に関連記事をまとめているのでご覧ください。無料です。

それではまたお会いしましょう。