この記事を書いている直前の週末、そして朝、急激に円高になりました。週末の分は日銀による介入で、今朝の分に関しては不明ですが、ドル円をめぐる激しい値動きが続いています。円相場の急激な変動は断じて容認できません。
日経新聞の記事をご覧ください。
財務省は「投機によって過度に変動することは断じて容認できない」と言っていますが、おまいう感(お前が言うな)がすごいです。日銀の介入がさらに投機による過度な変動を助長していることは間違いありません。
そんな中で、為替介入は補助金だと言っている人がいます。
外国為替市場の一部では追加介入に期待する声もあった。円安を止めてほしい、ではないよ。格好のドルの押し目を提供してくれるというわけさ。ある銀行関係者は「政府・日銀の売買の方向性が明らかになる為替介入は、金融業界にとって『補助金』だ」とつぶやいていた。円売り・ドル買いの注文を出せば、政府がどんどん買ってくれるだろうという解釈だ。
早速この補助金でそこそこ儲かっている人がいるようです。
確かに介入した直後に円買い、そこそこ上げたら円売り、と、言うのは簡単なやつをやれば素人でも稼げそうな気がします。
円安で潤っているのは外国為替証拠金取引(FX)投資家も同じだ。金融先物取引業協会によると、日本の個人による店頭FXの円・ドル売買高は9月に単月として初めて1000兆円を超えた。あるFX会社の関係者は「金融政策の差から円安の方向性は明らかなので、円売り・ドル買いを増やす個人投資家が増えている」と話していた。
こうなると、普段FXをしない私のような人も市場に参戦することになって、より一層の博打相場になってゆくのではないかと思われます。
というか、海外勢から弄ばれないのでしょうか。
ちょっと試しに暇つぶしにFXでもやってみようかな、と言う気分にさせてくれますね。必要に応じて必要な対策を私たちも取りましょう。
私のような素人は大体失敗するんでしょうけど。
とはいえ、長期的に円高になる材料は今のところなさそうなので、短期的には介入で円高になっても、やはり円安にかけていた方が安全な気もします。
日銀の超金融緩和による内外の金利差、実際のドル需給、投資家の「円安期待」と、円売りの材料はそろいすぎている。市場では村田製作所の中島規巨社長のインタビューも話題になっていた。スマートフォンに欠かせない積層コンデンサーのトップ企業が「中国市場で景況感が悪化しており、結構深刻な状況だ」「今年いっぱいは復活の兆しがないだろう」との見通しを披露した。電子部品で稼げずして日本は今後、どうやってドルを手にするのか。
もちろんこれから海外からの観光客が増えるかも知れませんがこれが効いてくるのはもうしばらく先でしょう。
また航空便も高かったり、以前ほど多くなかったりで急には元通りにならないようです。
引き続き高い緊張感を持って為替の動向を注視していきます。