節約はもはやあまり意味がない

節約は大事だと思いますが、資産運用をして資産が増えてくると、もはや節約はあまり意味がないと思えてくることはないでしょうか。

お金を貯める段階や資産運用を初めて間もない段階では、節約は大事です。

節約をすればするほど、貯金は増えるし、投資金額が少ない状態では、資産変動が保有資産に与える影響は小さいからです。だから、節約をした分だけ資産は増えます。

しかし、少しずつ資産額が大きくなると、日々の資産変動が大きくなり、やがて節約した分の金額が一瞬で吹き飛ぶようになります。

例えば、コンビニで300円のハーゲンダッツを買おうか迷っていた翌日に2,000,000円くらい資産が減っていることは日常茶飯事です。

この記事を書いている前日もSOXLが8%くらい下がっていたので、これだけで1,200,000円減りました。

昨日、コンビニで1個のハーゲンダッツを買うか迷ってた私はなんだったのか。

寝て起きたら4,000個のハーゲンダッツが失われる状況で、1個のハーゲンダッツを買うのを悩む。

これがミリオネアマインド。

さすがにこれはちょっとおかしいんじゃないか、と思うわけでございます。

だから、資産が増えてくると、よほど変な使い方をしていない限り、節約はもはや意味がない、と思うようになりました。

ちょっとは贅沢しちゃおうかな、みたいな。

もちろん、先ほどにも申し上げた通り、節約した分を投資に回していけば、それが長期的にまとまった資産になるのは事実です。

私も無駄な出費はできる限り減らせるよう試行錯誤し、固定費を削減してきました。このような試みは資産形成においてとても大切です。

しかし、資産が一定額を超えると、自分の資産額を大きく左右するのは、その節約よりも、何にどのくらい投資をしているか、です。

要は、ポートフォリオが重要になります。

ほぼ全財産(約8000万円)を株に投じておきながらハーゲンダッツを買うのを躊躇するくらいなら、まずそのポートフォリオをどうにかすべきではないか。

でもこのポートフォリオは変えたくない。

となると、日々の生活費の節約にこだわりすぎるのもおかしいかも、という境地に辿り着きました。

だから、最近は値段見ずにアイスを買ったり、成城石井でオレンジジュース買ったりしては、後でレジ驚いています。

旅行するときも少し高いホテルを選び、ゆくゆくはLCCに乗るのを止める、という大いなる野望も抱いています。

今度シンガポールに行く時もLCCにするか、シンガポール航空にするかめちゃくちゃ悩んでいます。

昔だったら絶対にLCCだけど、強がってFSCにするか。でもANAは高すぎるから流石に無理や。

そんな日々を送っています。

無駄な出費は避けたいけど、少しお金を出せばその分豊かな気持ちになれるものにはお金を使う。

今後はそんなスタンスで生きていきたい。

とはいえ、旅行に行けば、あれも高い、これも高い、ミニバーやネスプレッソは補充されるのか、いろいろ気になっちゃうので、少しずつお金に対してのマインドも意識して変えていかなければなりません。

節約も大事だけど、お金を使うことも大事です。

あのときハーゲンダッツを買っておけばよかった、、、なんてことがないように、悔いのない人生を送れるようにしたいものですね。