「移動する人はうまくいく」の感想文

移動する人はうまくいく」というご本を読みましたので、感想文を配信させていただきます。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。

新宿の本屋を散歩していたら、ランキングに本書があり、面白そうなので衝動買いしました。

タイトルの通り、移動をする人はうまくいく、という内容の本です。

私は移動するのが好きな方なので、大変に興味深く読めました。

中にはそれはちょっと無茶なんじゃ、、、とか、それってあなたの感想ですよね、という部分もありますが、なるほど、と思える部分もたくさんあったので紹介します。

簡単にまとめるとこうです。

人生において多くの選択肢を持つために、

  • 移動しろ
  • 引っ越せ
  • 会社辞めろ
  • コンテンツビジネスやれ

ということのようです。

移動する中で自分に合った環境を見つけ、そこで自分の能力を発揮すれば、人生うまくいくんじゃなかろうか、という趣旨の内容と理解しました。

多分ね。

私が歩んできた道を肯定してくれるような内容だったので励まされました。

ここからは本書を読んだ私の感想ですが、最も集中して本を読めるタイミングはいつか?と言われると、移動中、と答えます。

なぜだかわかりませんが、電車に乗っている時、飛行機に乗っている時などは読書がとても捗ります。

自分にとって、適度なノイズと一つのことへの集中のしやすさが絶妙にマッチして、読書がとても捗るのです。

読書のために電車に乗ろうかな、と思ったことがあるくらいです。みなさんもそうではないでしょうか。

また、読書のせいかわかりませんが、アウトプットも移動中の方がしやすいように感じられます。

インプットがあるからアウトプットにつながるのか、移動中の刺激がアウトプットに良いのかわかりませんが、ブログのネタも移動中に思い浮かぶこともよくあります。

本書でも移動中の時間を有効活用してインプットをすると良いと書いてありました。

移動はインプットとアウトプットによさそうです。

また、本書では引越しを推奨していて、マイホームは移動を減らす(=選択肢を減らす)からダメだと主張されています。

確かにマイホームがあると仕事や学校などでどうしても制約が生まれてしまいます。とはいえ、そう簡単に引っ越すことができないのも事実です。

私はこれまで10回以上引越しをしてきましたが、もう引越しをするのはだるいなぁ、と感じるようになりました。

そこで、普段住む家は、必要最低限にして、その代わりホテルに泊まる回数を増やす生活を送るようになりました。

個人的にはこれが結構気に入っていて、家の近くのホテルに何もないのに泊まっています。

本書でも紹介されていた「ホームレスビリオネアの生き方」が興味深かったです。

ホームレスビリオネアと呼ばれるニコラス・バーグレンさんも面白い。

中略

彼は二〇億ドル(二〇〇〇億円)以上の資産があり、アカデミー賞前日にはハリウッドセレブたちも集まる豪華なパーティーを主催するような大金持ちなのにも関わらず、二〇〇〇年初頭にすべての豪邸を売り払い、家を持たずに高級ホテルを転々とする生活をしているという。

移動する人はうまくいく

私にはそんな資産はありませんが、たまにちょっと良いホテルに泊まるくらいのセミホームレスミリオネアくらいにはなりたいです。

ボロくてもいいので、家は一つくらいは合ったほうが便利だと思います。

会社員を辞めろ、というのは過激な意見かもしれませんが、これについても書いてあることが痛快だったので引用します。

「選択肢を増やす」ということを考えたときに会社員が最悪なのはわかるだろう。「誰と働くか」「どこで働くか」「いつ働くか」が自分で選べないからだ。

中略

そして、私が人生において一番重要なファクターと考えている「誰といるか」という部分を完全に支配されてしまうのが本当に悲劇でしかない。

移動する人はうまくいく

これに加えて、社会保険料がどんどん上がっており、実質の給料はあまり増えておらず、会社員=安定という図式は崩壊していると言っています。

とはいえ、個人的には会社では毎月安定したお給金がもらえるのでとても良いとは思います。

私が特に嫌なのは、心の安定が得られないことです。

これは私のメンタルの部分の特性なので、他の人には当てはまらないかもしれませんが、会社員の生活は私には合いませんでした。

ではどうすれば良いのか、というとコンテンツビジネスをやれ、ということです。

わかりやすい例だと、ユーチューバーとかブロガーとかです。

なかなか難しいと思われるかもしれませんが、コンテンツビジネスは「クリエイターエコノミー」と呼ばれていて市場規模はどんどん大きくなっているようです。

電車に乗るとよくわかるように、みなさん一生懸命スマホを覗いておられます。このウェーブに乗らない手はありません。

私の日記も徐々に読者が増えてきており、収益も少しずつ増えてきたような気がしなくもなくもないです。

私なんかに発信する内容なんてない、と思われるかもしれませんが、日記を書いたり、旅行記を書いたり、釣り日記を書いたりしているだけで面白いと思ってもらえる可能性もあります。

もちろん、数十万円を毎月稼ぐというわけにはいきませんが、このお小遣い稼ぎがあなたを少しずつ自由にしてくれる可能性を秘めています。

今ならXでお小遣いを稼ぐ人もいますから、今までよりもお金を稼ぎやすくなっているのは事実です。自分の中に何か発信できるコンテンツはないかな?と自己分析してみても良いかもしれません。

ということで、移動が多い、というのはネガティブなイメージがあるかもしれませんが、移動にもポジティブな面があることを再認識しました。

選択肢を増やすため、自分に合った環境を見つけるために移動することは大事なのかもしれませんね。