TECLとSOXLが過去最大の下落幅を記録(2024年7月17日)

トランプ氏がインタビューなどで米国内の製造業復活を目指し、ドル高是正や関税引き上げを進める姿勢を鮮明にしたせいかわかりませんが、TECLとSOXLが暴落したのでメモしておきます。

「彼らは米国の半導体ビジネスをすべて奪った」。インタビューでトランプ氏は、米国発祥の半導体産業で、台湾が強い地位を築いていることを問題視した。バイデン米政権も同様の問題意識から、半導体産業の米国回帰を促している。

トランプ氏の発言を受け、半導体関連銘柄が世界中で急落した。半導体産業はサプライチェーンが複雑に絡み合っており、仮に台湾で有事があれば、世界の主要企業に影響が広がる。バイデン政権が半導体製造装置を巡って、日本やオランダに対中規制の強化を求めているとの一部報道も下落に拍車をかけた。

このように半導体株が急落しています。

2024年7月17日の下落率は以下のようになりました。

  • VTI:-1.41%(‐3.94ドル)
  • SPXL:-4.23%(-6.87ドル)
  • TECL:-11.63%(-12.32ドル)
  • SOXL:-21.06%(-13.75ドル)

チャートで遠くから眺めましょう。

参考までにこれまでの最大の下落シリーズをご覧ください。

2022年3月7日

  • VTI:-3.08%(‐6.72ドル)
  • SPXL:-8.75%(-9.21ドル)
  • TECL:-10.88%(-5.70ドル)
  • SOXL:-14.93%(-5.19ドル)

2022年9月13日

  • VTI:-4.30%(‐8.88ドル)
  • SPXL:-12.93%(-10.61ドル)
  • TECL:-15.89%(-5.59ドル)
  • SOXL:-18.20%(-2.69ドル)

2021年2月25日

  • SPXL:-7.19%(-5.19ドル)
  • TECL:-10.42%(-46.07ドル)※分割前
  • SOXL:-17.21%(-112.90ドル)※分割前

2020年2月27日(1回目)

  • VTI:-4.38%(-6.94USD)
  • SPXL:-13.33%(-7.82USD)
  • TECL:-16.24%(-39.2USD)※分割前
  • SOXL:-14.11%(-31.41USD)※分割前

2020年3月9日(2回目)

  • VTI:-8.03%(-12.09USD)
  • SPXL:-23.22%(-11.54USD)
  • TECL:-22.36%(-46.07USD)※分割前
  • SOXL:-25.34%(-50.32USD)※分割前

2020年3月12日(3回目)

  • VTI:-9.72%(-13.42USD)
  • SPXL:-28.68%(-10.78USD)
  • TECL:-29.43%(-48.31USD)※分割前
  • SOXL:-30.41%(-44.60USD)※分割前

2020年3月16日(4回目)

  • VTI:-11.38%(-15.47USD)
  • SPXL:-33.87%(-11.53USD)
  • TECL:-36.16%(-56.77USD)※分割前
  • SOXL:-38.59%(-50.14USD)※分割前

ちゃんと記録してあってえらいですね。

今回はテック系と半導体系が主にやられているだけで、米国株指数はそこまで下がっていないのが特徴です。

今回のTECLの-11.63%とSOXLの-21.06%という下落率は結構やばいですが、2020年の下落率に比べれば大したことはないことがわかります。

しかし、大したことあるのは下落幅、つまり金額です。

TECLとSOXLはそれぞれ分割されて、TECLが1→10、SOXLが1→15になったので、2020年のデータと比較するときは注意が必要です。

それを考慮してもう一度今回の下落幅を見てみましょう。

  • TECL:-11.63%(-12.32ドル)
  • SOXL:-21.06%(-13.75ドル)

ということで、過去最大の下落幅を達成していることがわかりました。

下落率ではコロナショックに敵わないけど、株価が上がっているおかげで下落幅は自己ベストを更新しています。

ダウは上がってるのにね。

これでまた新たな経験を積むことができて感無量です。

1日でどのくらい損をしたかというと、

  • TECL:-12.32ドル×410株=5,051ドル
  • SOXL:-13.75 ドル×1450株=19,938ドル

合計で24,989ドルなので、今のレートで約390万円でした。

これですよね、みなさんが知りたかったのは。

TECLもSOXLもNISAで保有しているので、NISAの1日の資産減少額ランキングがあればランクインしていそうです。

どうですか。楽しいでしょう。

これだからレバレッジETFは嫌なんですよね。

今まで積み上げたリターンが一瞬で消えてしまう恐れがあります。

まぁそれもひっくるめてレバレッジETFの醍醐味なのかもしれませんが。

おそらく今回の下落で私がどのくらいのお金を失ったか知りたい人がたくさんいると思ってこの記事を書きました。

最近ハマっている板チョコアイスが24,375個失われたと思うと、悲しい気持ちで一杯です。

しかし、億万長者を目指すためには避けては通れない道なので、この苦しみを乗り越えていきたいと思います。

これまでも辛い気持ちを日記に書くことで乗り越えてきました。これからどうなるかはわかりませんが、今回もきっと乗り越えられるでしょう。

こういう下落の直後に急騰することもありますからね。

上がりますように。