「彼はそれを『賢者の投資術』と言った」を読んだ感想文

彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開」というご本を読みましたので、感想文を配信させて頂きます。ご確認よろしくお願いいたします。

みなさんご存知の水瀬ケンイチさんの新著です。

私はこう見えて17年くらいインデックス投資をしているのですが、始めたばかりの頃は、インデックス投資の情報が少なかったので、水瀬さんのブログを拝見して勉強していました。

そのインデックス投資の歴史を本書で全て公開してくれているので、読まないわけにはいきません。

ちなみにタイトルにある「賢者の投資」とはインデックス投資のことです。

本書より引用します。

なぜ、「インデックス投資」が「賢者の投資術」なのでしょうか。

それは、シンプルで手間がかからずコストも少ないのに、長期的には最も効率的に資産を増やすことができるからです。

彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチ 単行本 H

前の記事にも書きましたが、私の投資で最もリターンをもたらしているものは、9年前から保有しているVTIと17年前からやっているiDeCoです。

余計なことをせず、最初からそれだけにしておけばよかったと思っています。

上記の通り、これらのリターンを手にするのに、日々銘柄を研究したり、経済動向を予想したりするなどの手間はかかっていません。(しかし、その資産動向に100万喜100万憂くらいしているので、なんともいえない)

本書を読んで特に良かったと思うのは、インデックス投資を続ける上での様々な学び(悩み)について書かれていたことです。

例えば、日常生活と投資の金銭感覚や運用金額の増加に伴う資産変動についての話は、とても共感しました。

私の日常生活と投資における金銭感覚にも大きなギャップがある。ふだんは牛丼チェーン店の牛丼420円に90円の生卵を付けるかどうかで真剣に悩んだり、スーパーでは100グラム445円する牛バラ肉が高いので150円の豚コマ肉を買ったりするような金銭感覚を持っている。日常の買い物では数十円、数百円の違いにこだわる一方で、投資の世界では数百万円の損益に一喜一憂しないというこのギャップに、最初は違和感を覚える。

彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開

これは本当にそうだよなぁ、と思いました。

最近私はこの問題を克服すべくお金を使う努力をしていますが、ハーゲンダッツにするか、板チョコアイスにするか、いまだに迷いはあります。

その迷っている間に、ほんの0.1円円高になるだけで私の場合、6万円近くが失われているんですけどね。みなさまもよくあると思います。

本書にも書いてありましたが、もうこれは慣れるというか慣らすしかありません。

給料が月30万円なのに資産が500万円も減ったら、「年収以上の損失じゃないか!1年以上タダ働きしなくてはならないほどか!」と思うのは最初のうちだけである。資産が増えていく過程で、だんだん慣れてくる。いやもっと正しくいえば、慣れさせなければならない。それは訓練であり、精神的な成長過程でもある。

彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開

私も衝撃を受けたこともありましたが、「私の労働ごときではどうしようもない資産を手にしてしまった、、」とポジティブに捉えることにしていました。

もはや労働者ではなくて、投資家だな、と。

インデックス投資のやり方自体はシンプルなんだけど、やり続けるとそれはそれでいろんな問題があるのよね、ということも本書を読むとよくわかり、ある意味心強く感じられます。

増やしたお金の今後の使い方として、大学での学び直しを検討されていることも私と同じで嬉しくなりました。

また大学での学び直しも真剣に検討している。社会人向けの大学院プログラムや公開講座など、若い頃には時間的・経済的制約で諦めていた学習機会にあらためて挑戦してみたい。特に、投資や経済学とはまったく異なる分野ーたとえば語学や歴史、リベラルアーツなどーを体系的に学ぶことで、新たな視点や思考の枠組みを身につけることができるかもしれない。

彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開

高校卒業してからすぐに大学に行ってしまうと、就職を意識した活動になりがちで、自分の好きなことや興味のあることを突き詰めるのが難しい場合もあります。そもそも自分が好きなことを発見できていない、ということもあるでしょう。

投資でお金をある程度貯めて生活に余裕が持てたら、もう一度大学で学び直すというのは大変に魅力的な選択肢だと思っています。

ということで、本書は投資初心者から上級者まで楽しめる本です。

特にインデックス投資を長年やってこられ、資産がある程度増えてきた層に刺さる内容になっているのではないでしょうか。

ぜひ読んでみてください。