結婚相手に求める貯金額とその雑感

結婚相手に求める貯金額がどのくらいなのか調べてみました。

基本的に女性が男性に求める前提だと思いますが、いろいろサイトを見て分かったのは、200〜300万円が一番多い、次に100〜200万円、中には500〜1000万円というのもありました。500〜1000万は範囲広すぎだろうと突っ込みたくなりますが。

貯金300万円ってどうなのでしょうか。

もちろん年齢やその他様々な条件によって変わってくるでしょうが、30歳位のサラリーマンであれば、余裕で達成できる金額だと思います。

なぜなら毎月3万円ちょっと貯めれば、8年で自ずと貯まる金額だからです。

もちろん給料にもよりますが、手取り20万以下でも毎月10万円投資している猛者もいますので、いくら給料が少ないとはいえボーナスと合わせたらもう少し貯金できていてもいいのではと思ってしまいます。

私の計算では、30歳前後のサラリーマンであれば、1000万円前後あってもおかしくないと思われます。そんなのあるわけ無いだろう、と言われるかもしれませんが、月5万円とボーナス40万円で年間100万円×10年前後という計算です。多少投資をしていればもう少し多くてもおかしくありません。決してありえない金額ではないでしょう。

でも貯蓄がすべてではありません。貯めるのももちろん大事ですが、お金は使うものです。お金の使い方がその人を形成するといっても過言ではありません。その使い方こそ重要なのです。

自己投資にお金を使っているので貯金はありませんという人がいます。お金をかけてセミナーに通い専門知識をつけたり、語学学校に通って語学力を高めるというのは素晴らしいと思います。

しかし、投資とはリターンを見込むものです。その投資がどのくらいのリターンを生むか再考してみる必要があります。ここで言うリターンとは、お金だけでなく、その人が価値を見出す抽象的なものも含みます。

例えば、語学について言えば、発音と文法について専門的な知識のある先生に短期間で集中的に基礎を叩き込んでもらうのが習得の近道です。

ダラダラ長期間通うのは費用対効果もよくありません。自立できる基礎さえ身につけてしまえば、応用は自分の努力次第。自力である程度のレベルまで高めることができます。授業単価は高くつくかもしれませんが、その方が短期間で効果を上げることができ、最終的には低コストで済むはずです。

しかし、語学力が高まったからと言ってすぐに給料が上がるわけではありませんし、出世に直結するケースもあまり多くありません。もちろんお金だけではなく、他の要素も考慮して自分にとって本当にリターンがあるのかを見極めていく必要があります。

費用対効果を考える習慣は、高校の頃には身についていたように思います。何かとコスパコスパと連呼してた思い出があります。

あまり家庭が裕福ではなかったこともありますが、高校の頃に費用対効果が低いと思っていたのは予備校でした。そもそも通うのがめんどくさいし、学習も臨機応変に進めることができない、さらに高い授業料もかかる。100%志望校に合格できる保証もない。

果たして行く意味あるのだろうか。

通学時間を勉強に当てた方がはるかに合理的だと思っていました。使用する教材も市販されているのと大差ありません。結局、予備校に通わず、自分なりに勉強してそれなりの国公立大学に合格することができました。

大事なことは、それって本当に必要なお金なの?ということを突き詰められるかどうかです。

この習慣があれば、有意義なお金の使い方ができるようになりますし、自ずと必要なお金も貯めやすくなると思います。いいお金の使い方をしている人は、話題が豊富で一緒にいて面白いと思います。

だからこそ、結婚相手を選ぶ上でもこの考え方を持っているかどうかはとても重要です。相手の貯蓄額だけでは、その人が何に価値を置き、お金を何と交換してきたのかまで分かりません。貯蓄額だけでなく、そこから見えないを部分見ようとすることもとても大切だと思うのです。

この私はというと、これから出会うだろう素敵な人と素敵な時間を過ごすために、一生懸命お金を貯めています。たとえ貯蓄額を聞かれても300万円と答えますが。