彼氏や彼女がどのくらいの貯金をしているのか気になるという人は多いはずです。しかし、私は彼女がどのくらいの貯金をしているのか全く気になりません。
なぜなら彼女がいないからです。
しかし、もし私に彼女がいたら、彼女の貯金が気にならないと言ったらうそになります。
私が聞かれたら、30代男性の平均貯蓄額である317万円を提示しますが、実際に相手の貯金額を聞くことは難しいと思っています。
もちろん、その人のことが好きだから付き合っているわけで(その人が持っているお金が好きな人もいるかもしれないけど)、お金がないからといって別れるということはありません。
自分で稼いだお金は好きなように使うべきで、そこに他人が口を挟む余地はないでしょう。
しかし、これが結婚となると話は違ってきます。
お金に関する価値観が全く異なると、日々の生活に支障が出てくるはずです。
例えば、余剰資金が生まれた瞬間に株を買っていたり、暴落して数百万円の資産を一瞬で溶かしている一方でレンタルWi-Fiのプラン変更で悩んでいたり。
そんな人間を見て「あぁ分かるわぁぁ、かわいいぃぃ」とならないと、共に平穏な暮らしを送ることはできません。
世の中の大半の人は僕を変な人だと思っているはずなので、長期にわたる平和および友好のための戦略的互恵関係(結婚)を実現することができません。
このように、同世代で貯金額が大体同じ位の人と付き合うと案外うまくいくのではないかと想像しています。もちろん想像です。
だから、貯金が1000万円あったら、相手も貯金が1000万円位ある人を選ぶ。
問題は、どうしたらそれが分かるのか。
首から貯金額をぶらさげて歩いていれば一目瞭然ですが、世界はそこまでシンプルではありません。
しかし、目を凝らしてみれば、この人はこの位のお金を貯めているだろうなという想像はできます。
20代後半のサラリーマンで貯金1000万円位貯めているのはこんな人です。
- そこそこの収入(年収500万円?)
- 家賃は払わない(実家か会社持ち)
- 継続できるタイプ(語学とか筋トレやってる?)
- 決断が速い(さっき決めたこともうやってる)
- 合理的志向(理由聞くと全部説明できる)
- 何かとシンプル(何も持ってない)
一番大きな要因は、収入と家賃です。
収入がそこそこあって、家賃を払わなければ、貯金できます。
できなければ何かがやばいです。
しかし、貯金というのは、継続性が求められるので、決めたことを淡々と数年間にわたってやり続けるスキルが必要です。
このスキルを持った人間を見極める一つの方法は、語学学習や筋トレ(スポーツ)を継続できるかどうかです。
なぜなら、語学もスポーツも地道なトレーニングを続けないと習得できないからです。
これは貯蓄のプロセスそのものです。
すなわち、語学やスポーツができれば、貯金のような退屈で地味な作業を継続する素養はあると言えます(できるとは限らない)。
また、自分の財政状況を改善するために、合理性を追求し、すぐに新たな施策を実行する決断力も大切です。
長期契約は悪だ。
と言ってWi-Fiをレンタルしたり、会社を辞めたりするタイプがそれです。
決断が遅れると、その分だけお金の無駄遣いにつながり目標達成に悪影響を及ぼします。
そして、最終段階として、無駄が一切そぎ落とされたシンプルな人間へと変貌を遂げるでしょう。
デスクの上にも中にも何もない、出勤は手ぶら、財布はパッチ袋。
そんな人間は、貯金をたっぷり持っているか、とんでもなくヤバいやつか、のどちらかです。
見る人が見て、2~3個質問すれば分かります。
「なんでカバン持っていないんですか?」
→「トラブルの根源だから」
「なんで財布はパッチ袋なんですか?」
→「外から一目瞭然だし、最軽量で防水だから」
ということで、付き合う人とは貯金レベルを合わせることが大事だという話をしました。これは結婚を見据えると、より一層大事になってくると思われます。
貯金1000万円を持っている人は、1000万円を貯める方法を知っていて、実際にそれを実現できる人です。その姿勢は普段の生活にも垣間見えます。
1000万円貯められたのだから3000万円も貯められる。1億円だっていけるはずだ。
新たな目標を与えられれば、きっとその目標も達成できる。
君を幸せにすることだってできるはずだ。
そういう意味で貯金ができる人は、とても信頼できる人だと思います。