先週末にフランス語検定を受けてきました。
実はこの1ヶ月ほど少しフランス語を勉強していました。なぜフランス語を勉強していたかというと、星の王子様を原文で読んでみたくなったからです。冗談かと思われるかもしれませんがかなり本気です。
フランス語と言えば、第二外国語です。大学一年時に何を第二外国語として選択するか苦渋の決断を強いられたことを思い出します。本当はフラ語の方がおしゃれだし、モテそうだからそうしたかった。「二限はフラ語だよね?」とか言ってみたかった。
しかし、先見の明のある私は、そのとき既に中国の将来性を見通していました。中国語を勉強していれば何かいいことがあるはずだと。自分の信念を信じ、断腸の思いでフラ語を諦めました。そして、その悔しさを全て中国語にぶつけたのです。
まさに人生を変える決断でした。そんなフランス語をこうして学ぶ機会が来るとは思いませんでした。
フランス語の勉強を始めたのはもうひとつの理由があります。それは、趣味でフランスに行く機会が増えたことです。年に一度モンブランの麓にあるシャモニーという街に行くようになり、これからも定期的に行くことになりそうです。
もちろん、日常生活については英語で事足ります。しかし、フランスの人たちとフランス語で会話ができれば、もっと楽しいだろうし、もっと世界が広がるような気がします。フランス人はどんな考え方をして、どんな風に話すのだろう。フランス語が出来たらフランス人の彼女ができるかもしれない。どんどん興味が出てきました。
外国語の勉強が嫌いな人もたくさんいると思いますが、私は外国語の勉強が好きな方です。確かに単語や文法を覚えていくのは大変ですが、外国語を学ぶことで今まで自分が知らなかった未知の世界に足を踏み入れることができる気がしてわくわくするのです。簡単な挨拶や数字を聞き取れるようになっただけでも嬉しいし、今まで全く意味をなさなかった文字や音が分かるようになるのは、自分がまるで生まれ変わったような気分になるものです。
そんなきっかけや思いがあってフランス語検定の受験を決意しました。今回は四級の合格を目指しました。求められるレベルは下記の通りです。
程度:基礎的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
標準学習時間:100時間以上(大学で週一回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間の学習に相当)
試験内容・試験形式 より
そんなに難しくはないですが、今まで全く勉強したことがなかったので、かなりチャレンジングでした。rの発音とか度肝を抜かれましたが、rってどの言語もややこしいですね。
語学試験によくあることですが、各級の標準学習時間を当てにしすぎてはいけません。いつもそんなに必要?って思ってます。実際に4級合格するのに1年や2年なんてかけてる暇はありません。本当に100時間も必要かも分かりませんが、もし必要ならこのような書き方をしてほしいです。
標準学習時間:100時間以上(大学で週1回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間、週7回の独学なら1か月の学習に相当)
こうしてくれるともう少しモチベーションも上がります。頑張れば受かるんだなという気持ちにさせてくれます。まさに私が挑戦したのは、独学一か月で仏検四級が受かるのかどうかという実験です。使用した参考書はこちら。

4級仏検公式ガイドブック―傾向と対策+実施問題(CD付)実用フランス語技能検定試験〈2017年度版〉
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仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>)
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結果は来月にわかります。お楽しみに。星の王子さまが読める日も近い。

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