2008年から10年以上サラリーマンをやってきましたが、またドロップアウトすることになってしまいました。
振り返ればよく10年も続いたなという気持ちです。
サラリーマン時代前半は続ける理由があったのでそれなりに粘ることができたのだと思います。
しかし、後半は人生の貴重な時間の大半を一つの会社に捧げることがもったいないと感じ始めてしまいました。
起きている時間の多くを会社に吸い取られてしまっている、あかん、あかん。あかんではないか。
と思うようになったのです。
確かにサラリーマンの身分を捨てることの方がもったいないことかもしれません。
サラリーマンであればその会社に在籍して悪いこととかエッチなこととかしなければ、毎月お金がもらえます。
サラリーマンの身分は債券に喩えられることもよくあります。Fixed Incomeですね。
自分の時間を会社に預けて運用してもらい一定のリターンをもらう。
自分がどれだけ会社に貢献しようとリターンは一定に限られるところも債券に似ていますね。
そこで私は自分で自分の時間を運用してみたらどうなるのだろうと思いました。
投資の原則通り、分散投資するのです。
サラリーマンのみなさんは自分の時間の多くを会社に運用してもらっています。これは一種の集中投資です。
だから会社に何か問題が発生したら終了です。これは結構リスクが高いことだと思います。
個別株のポートフォリオを組むように自分の時間を分散投資してみたらどうでしょうか。
やってみたいことありませんか?
ビジネスになるかもしれないこと、勉強してみたいこと、挑戦してみたいことのために、自分で自分の時間を配分していくのです。
そのポートフォリオで日々の生活の糧とハッピーを稼ぎ出す。
こう考えるだけでワクワクして失禁しそうになります。
その中でうまくいくもの、いかないものが出てくると思うので定期的にリバランスをしていく。
これを繰り返せばいつか最適なポートフォリオが完成するはずです。
それは自分が必要なお金と幸福度の最適化とも言えます。
これはサラリーマンを続けていてはできません。できても会社に関わる範囲内での話です。当たり前ですね。
例えば、フルマラソンを完走したいので9時~12時はランニングに充てて、恋愛短編を書くために13時~15時はその構想を練り、15時~17時は会社でメールチェック、17時〜18時は尺八のレッスン、18時以降はビールの飲み比べをします。
とか絶対あり得ません。
前にも書いたように、会社はプライベートな時間にまで忍び込んできます。
休みの日にリフレッシュしていても必ずおとずれる終盤の憂鬱。
日曜の夜寝る前の絶望感。
これ、人生における確実な損失です。
Fixed loss
ハッピーに終わらないバケーションはバケーションじゃないよ。
そう考えると会社に囚われる時間の割には利回りは低いし、ハッピーも全然稼ぎ出せないどころか、マイナスですね。
会社に自分の時間を預けて運用してもらうか。
自分で自分の時間を運用してみるか。
どちらが自分にとっていいのかよく考えて生き方を決めるべきです。
大事なことはお金の部分だけではなく、自分や家族の幸福度とのバランスだと思います。