若い人にお勧めしたいのはサラリーマンの最初の10年間で集中的にお金を貯めてしまうことです。
サラリーマンのメリットは効率的にお金を稼げることだと思います。
新卒で入社して何もしていないのに毎月給料が振り込まれます。
自分で稼ごうとするとこんなにうまく行きませんし、毎月の収入も安定しないでしょう。
だから、サラリーマンになることはそんなに悪い選択肢ではありません。
大事なことは期間限定で集中的にお金を稼ぐことを意識することです。
なぜならサラリーマンは長く続ければ続けるほど損をするようになっているからです。
お金持ちになる鉄則を意識しましょう。
収入を増やし、支出を減らし、運用利回りを上げる。
いいですね。
会社からの収入はそんなに増えないので、支出をちゃんと管理して、余剰資金を投資に回すのが王道です。
もし貯金がゼロなら生活を守るための貯金をすることから始めます。おそらく100万円くらいあればある程度のトラブルには対応できるはずです。
それができたならば、余剰資金を全米株に投資ができるVTI(やVOO)を積み立てていきます。貯金ではなく、貯VTI(VOO)ですね。
VTIに連動する楽天VTIという投資信託もあるので、それをひたすら積み立てていくのもよいでしょう。
毎月5万円+ボーナス20万円で年間100万円です。NISA口座を活用すればPerfectです。
これなら自分でもできそうな気がしてきませんか?
10年続ければ元本だけでも1000万円分あります。もし運用がうまくいけば1,500~2,000万円くらいの資産が築ける可能性もあります。
30代前半でこの位の資産があれば十分でしょう。
もちろんこれだけで生きていくには十分ではありませんが、ある程度やりたくないことをやらないで済むオプションが手に入ります。
もしそのままサラリーマンを続けようと思うなら続ければいいし、こんなアホなことやってられへんわ、と思ったら会社辞めて少し遊んでみたらよろしい。
この選択肢があることが重要なんです。
サラリーマンを始めたら一生続けなければいけないルールはないし、何なら10年働いて2年くらい休むという生き方も全然ありでしょう。
そっちの方がはるかに面白そうやがな。
私の趣味のマラソンを会社の同僚に言うとよくこんなことを言います。
「よくそんな長い距離走れるね、42キロも走り続けるのとか無理だわ」
私に言わせればこうです。
「よくそんな長い間サラリーマンできるね、30年も社畜続けるのとか無理だわ」
とりあえず最初の10年間で集中的にお金を貯めてしまいましょう。
そして適当なところで逃げる。
これこそサラリーマンの効果的な活用方法ではないでしょうか。