私のテーマの一つに「持久力を上げる」がありますが、最近目標を一つ達成しました。それは100㎞のウルトラマラソンを10時間以内で走りきることです。
これを通称サブテンと言います。
フルマラソンの3時間切り、ウルトラマラソンの10時間切り、富士登山競争の山頂完走がランニングのグランドスラムと呼ばれます。
これをそのうち達成したいと思っています。
42.195㎞のマラソンは残念ながらジャストスリーに終わったことを先日報告しました。
フルマラソンシーズン終了後は、別種目に挑戦すると言いましたが、それが100㎞を超えるウルトラマラソンでした。
それを10時間以内で走ることを目標にしていましたが、ついにそれが出来ました。グランドスラムの一つ達成です。
走る量を増やしましたからね。練習すれば走れるようになるものです。
米国株投資家なので、シューズはナイキのペガサスターボです。これほんとに最強ですね。クッションがいいので、ウルトラマラソンにも最適です。
過去記事はこちら
ウルトラマラソンの楽しいところは、体力も当然必要ですが、知力も問われることです。
身の程をわきまえて自分のペースを淡々と刻む力。
走る距離や天候に応じた適切な補給。
長距離を走るのに必要な装備。などなど
体力以外にも考えなければいけないことがたくさんあるのです。
レースの組み立て方次第でマラソンが速い人にも勝つことができる。これがウルトラマラソンの醍醐味とも言えるでしょう。
ハードウェア(身体)も大事ですが、ソフトウェア(ペース配分とか戦略)も大事。
この両方を日々アップデートしていくのが、とても楽しいのです。
ウルトラマラソンは人生の縮図とよく言われます、というかそう思っています。
調子がいいこともあれば、悪いこともある。スピードが出やすい道もあれば、急峻な登りもある。もう絶体絶命で一歩も歩けないという瞬間も訪れる。
そこでどのように対処するか。
調子がよいからと言って飛ばしすぎれば、あとでその代償を払わなければいけません。
一生懸命登りを走っても歩くのと対して変わらないこともあります。
こういうことに気づいて、あぁここは歩いて力を温存して、次の下りでちゃんと走ろう。とか考えるわけです。
100㎞という長距離で大事なことは、矛盾するようですが無理しないことです。
限られたリソースの適切な配分。
いかに楽に、効率よく、自分の身体をゴールへ運ぶか。
これこそ賢く生きる知恵です。
大事なことは、歩みを止めないこと。
逆に言えば、どんなに辛い状況になっても歩いて前に進める状況は保つこと。
これさえできればいつか必ずゴールにたどり着けます。
日々の生活もそうですね。昨日よりも前に進めているか。知らないことを知ったか?できなかったことをできるようになったか?昨日よりも速く走れるようになったか。
半年前の自分と比べれば身体はキレて、英単語も増えたし、脚も速くなった。これは嬉しいことです。
失うものもありましたが、得られるものもそれ以上にありました。
できなかったことができるようになった。
見えないものが見えるようになった。
世界が広がったような気がした。
それが生きる楽しみの一つです。
これからもウルトラマラソンのように淡々と自分のペースを刻みながらゆっくりと前に進んでいこうと思います。