脳のワーキングメモリを鍛えよう

最近図書館でいろんな本を借りてきて読んでいるのですが、最近ハマっているのは脳です。自分の中でとてつもなく威力を発揮するときとそうではないときがあってこの違いは何なのか、調べています。

今回はワーキングメモリについてです。

参考書はこれです。

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

  • 作者: トレーシー・アロウェイ,栗木さつき,ロス・アロウェイ
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2014/05/07
  • メディア: Kindle版
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まずワーキングメモリとは何か?

ワーキングメモリとは、情報を処理する能力である。もっと正確に言えば、意識して情報を処理すること。意識するとは、その情報を頭のなかに置くことだ。それに注意を払い、頭のなかでそれにスポットライトをあてて集中したり、その情報に関する決断を下したりすることだ。と同時に、そのあいだはほかのことに関しては無視を決め込む。

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

メモリというと記憶力を連想しがちですが、それとは違うようです。むしろその記憶や知識をいかに有効活用するか。そのときに使われるのがワーキングメモリのようです。

ワーキングメモリは、いわば脳の「指揮者」である。指揮者はオーケストラの楽器すべてをコントロールする。

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

孫正義ですね。

ワーキングメモリはおもにふたつの機能を果たします。

  1. 優先順位をつけてから、情報を処理する。関係のないものは無視し、必要な情報から処理できるようにする。
  2. 情報を利用して作業できるよう、保管する。

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

この本を読んで、あぁなるほどな、面白いなと思いました。

多分僕はワーキングメモリが全然だめなタイプか、逆にパワフルすぎるかのどちらかだという仮説を立てました。

会社で謎の人たちが謎のことをあたりでいろいろやられると「あぁ、もうっ」となって、自分の作業効率が著しく低下したことがあります。

こうなってしまったのは、僕のワーキングメモリが極小だったからかもしれません。

一方、人生の優先順位をつけたとき、僕はサラリーマン生活を最低ランクに位置付けました。逆にこれは私のワーキングメモリが洗練されていた証なのかもしれません。

まぁ結局どうなのかよくわかりませんが。

いずれにせよ、ワーキングメモリは鍛えたり最適化したりできるらしく、時にはメンテナンスが必要だということを本書から学びました。

ですので、そのエッセンスを今の生活に取り入れて、僕のワーキングメモリを鍛え直していきたいと思います。

いくつかピックアップしてみます。

  • ランニングする
  • 良く寝る
  • シンプルにする
  • 選択肢に優先順を付ける
  • 整理整頓する
  • 外国語を学ぶ
  • 退職しない(ボランティアとかやってればOK)
  • 節食

なぜそれがいいのか詳細を知りたい人は、ぜひ本書を読んで頂きたいのですが、要はワーキングメモリを有効活用するときとしないときのメリハリをつけた方がいいみたいです。

ボケ防止でTOEICっていうのも冗談ではありません。外国語学習は本当に脳にいいらしいです。

ランニングをすると脳に良いというのは、以下の本でも読んだことがあります。

確かにランニングをすると、英単語が覚えられたり、面白いネタが浮かんだり、脳が活性化したような気がします。(個人の感想です)

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方

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  • 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2009/03/20
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GO WILD 野生の体を取り戻せ!  科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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ランニングが脳にも良いというのは、我々が長距離移動に適応する形で進化した説に通じる点があると思いました。

要は、今生き残っている人間のほとんどは長距離走が得意という説ですね。

なぜなら、長距離走を長い間してきて生き残ってきた種族の子孫だから。

昔々人々の祖先は、ある意味毎日ジョギングしながら、獲物いねぇかな、とか、どうしたら仕留められるかな、とか考えるのが日常でした。

これが上手にできる種族が子孫を残しやすかったのは間違いないでしょう。

走ってたら獲物取ることを忘れた、という種は子孫を残すことは困難なはずです。

本で読んで知ったのですが、動物を長い時間かけてゆっくり追い詰めていくと、彼らは長時間動き続けられないので簡単に仕留められるそうです。

そして、一番長い距離を走れる動物がホモサピエンス。

僕らはその種族の末裔です。

BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族

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だから、じっと座っているより、少しその辺を歩き回ったり、ゆっくり走っていた方が健康で、頭も切れる、というね。ほんまかいな、と思うけど、筋は通ってますね。

ということで、我々のハードウェアは、そう簡単には変わらないので、そのあたりも考慮しながらどうすれば健康になるのか?どうしたら脳みそをフル活用できるか?を考えてみることは面白いです。

そんなことを考えると毎日満員電車に揺られて会社に行くことは、身体にも脳にもよくなさそうな気はしてきます。そらいろんな障害が出てきますわね。

最近の本だとこれが面白いですね。

サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃

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  • 作者: ヴァイバー・クリガン=リード,水谷淳,鍛原多惠子
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2018/12/20
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ということで引き続き脳のしくみを勉強していきたいと思います。