2020年8月24日の米株市場でようやくVTIが最高値を更新しました。VTIを保有しているみなさま、おめでとうございます。
この瞬間は、VTIを保有するほぼだれもが損をしていないというハッピーな状況です。
みなさん、喜びをかみしめましょう。
特に今回は厳しい局面を迎えました。
それでも耐えたあなたは強くて、賢くて、そして優しくなった。
この経験を積んでおけば、ちょっと位辛いことがあっても大丈夫。
コロナショックでもVTIを保有し続けた。
その自信があなたを奮い立たせ、仕事でも今まで以上のパフォーマンスが発揮できるはずです。
これまでのVTIの最高値は、2020年2月19日の172.56USDでした。
2020年3月23日に109.41USDを記録し、最安値を更新しました。
2020年8月24日に173.87USDを記録し、最高値を更新しました。
約半年ですね。
この半年間に最安値と最高値を同時に経験できて得した気分です。
私は趣味で山登りをしますが、累積標高という概念があります。
累積標高とは、登山中に登ったすべての距離を足し合わせたもの。登山口を出発してから山頂に到達するまでずっと登りしかない、ということはあまりないですよね? 普通は途中に下りの部分もあって、アップダウンを繰り返して山頂に到達することになります。
たとえば、標高200mの山に登るとして、アップダウンがゼロであれば、累積標高は標高と同じで200mです。ですが、100m登った後に30m下って山頂に到達した場合には、登り返しの30mが距離にプラスされるので、登りの総距離は230mとなります。
そのためコースによってアップダウンが激しいと、同じ標高の山でもしんどさが異なるという現象が起きるのです。
これは株式投資にも当てはまります。
要はどれだけのアップダウンを投資で経験しましたか?という話です。
投資で成功したいなら、この累積標高を積み上げるしかないと思っています。
今回僕らは標高差がとんでもない山を一つクリアしたというわけです。
こうして、低山では経験できないような辛さ、例えば、息が切れる、めまいがする、頭痛、吐き気、胃腸の不良、幻覚などをみなさん経験されたことと思います。
好きなカレーが一口も食べられない。そんな日もあったことでしょう。
しかし、それを乗り越えた。
もはやこれまでかと思った時もあったでしょう。それでも乗り越えることができた。
この経験が大切です。
株式投資が辛いのは、山と違って地図がないことです。
登山ならこれがどの位の下りなのか、どの位の登りなのかが把握できますが、株式投資はそれが分かりません。
この下り、地底まで続いているんじゃ、、みたいなとてつもない恐怖感に襲われます。
だから、いつまで下り続けなければならないのか、そして、どこまで登り続けるのか答えがありません。それはとても不安です。
しかし、いつかは必ず希望が見えてきます。
それを信じて日々歩みを一歩ずつ進めることができるかどうか。
こうして歩みを止めずに前進を続ければ、いつか必ずあなたの前に息を飲むような絶景が広がるでしょう。
辛かったけど、歩き続けてよかった、と報われる瞬間です。
株式投資もそうですね。累積標高を積み上げた人がやはり強いのです。
しかし、山が高くなればなるほど、標高差も厳しくなるものです。
それでも僕らは怯まずに次のピークを目指して歩み続けなければいけません。
でも僕たちなら大丈夫。
さらなる高みを一緒に目指そうではありませんか。