1億円以上持っている人、特に投資や投機で1億円に到達した人を億り人と呼びます。どうすれば億り人になれるのか、億り人はどんな人なのか、興味があったので本を読んで勉強してみました。
今回みなさまに紹介するご本はこちらです。
純金融資産1億円以上を保有する層はわずかに思えるが、実際は国内で世帯主100人の内2〜3人の割合で存在する。
元証券マンで3万人以上の顧客を担当した著者によると、こうした「億り人」は、その大半が相続や一攫千金で財産を得たわけではない、ごく普通のビジネスパーソンなのだという。
そもそも「億り人」というのは、ひと昔小説や映画で流行った「おくりびと」からきています。
そしてこの本のタイトルである「となりの」というのは、以下の世界的ベストセラーから来ています。
私は5年半以上前くらいに読了しており、そのエッセンスは既に身体の奥深くまで染み渡っています。
億万長者は、高いものを身に着けたり、高級車を乗り回しているような人たちではなく、倹約しながら質素に暮らしているような人たちだ、ということです。
高級ワインや高級料理を用意しても、バドワイザーとクラッカーに手が伸びてしまう。
まさにお隣に住んでいるような極めて平凡な人たちが億万長者であることが結構多いそうです。
そして、研究調査から分かった億万長者になるための7つの法則がこちら
- 収入よりはるかに低い支出で生活する
- 資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している
- お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える
- 社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない
- 子どもたちは、経済的に独立している
- ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ
- ぴったりの職業を選んでいる
まさに日本の億り人も同じようなものではないでしょうか。
となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」 (朝日新書)はまさにその日本版を最新のデータを用いて分析している本です。
とても参考になるので興味がある方はぜひ読んでみてください。
ちなみに私の資産が1億円に到達するのは50歳位と予想していますが、最短だと40歳です。
いつ私が億り人になるのか楽しみにしていてください。
私が億り人になるのはしばらく時間がかかりそうですが、その半分の0.5億り人にはなりましたので、その話を少ししようと思います。
ちなみに資産5000万円以上保有する人は、2019年のデータでは8.77%いることになっています。
恐らく30代で資産5000万円に到達している世帯はよくわかりませんが、2%位じゃないかと勝手に思っています。
とはいえ、見た目では誰がお金持ちかを見分けるのは困難です。
特に投資でコツコツ増やしてきた勢であれば、見た目は普通のおじさんやおねえさんに見えることでしょう。私もその辺にいるただのおじさんです。
では、どのように0.5億り人に到達したのか。
これはもう一文で書けます。
若い頃に集中的にお金を貯めてできる限り早く投資をする。
以上でございます。
株式投資といっても全米株とか全世界株などの幅広く分散された投資信託ですね。
大事なのは、元本は最低1000万円以上は必要になってくることと、最短距離で株を買っていく勇気と行動力が必要です。
本当に大きな資産を作ろうということであれば、毎月少額のお金をコツコツと投資信託で積立をするだけではまず実現することはできないでしょう。大切はことは支出を適正化しながら、投資に回すお金を増やしていき、可能な限り投下元本を増やして積立をするということです。
あとは、日々の値動きに耐える強靭な精神力。常に市場に居続けることがとても大切です。
S&P500の1982年から2000年までの18年間にわたる値動きを詳細に調べてみると、18年間(=6570日間)の内、最も株価が上がった上位30日だけで実に上昇幅の4割近くを占めているのだそうです。つまり、もし仮にその30日間だけS&P500に投資する投資信託を持っていたら、ごく短期で大幅な利益を得ることができたものの、もしその30日間、市場に居なかったら(保有していなければ)収益の4割は失われたことを意味します。ところがこの30日間はいつのかは事前には絶対に分かりません。
これらのポイントを抑えて20代から活動しておけば、30代で0.5億り人は達成できるのではないかと存じます。
私は運良く20代で中国に出稼ぎに出て、高価な人民元を大量に仕入れ、それを大陸から香港に送り込んで一括でVTIを買いました。
それが富の源となりました。
もっというと学生時代に学習していた英語と中国語のおかげで出稼ぎに出ることができ、海外でサバイブできました。
要は、TOEICの点数を上げておくことが私にとって最高の投資だったということです。
TOEICは意味ないですか?
おおありです。
だから今でもTOEICには感謝していて、その恩返しとして毎月受験しているのです。
ちょっと脇道にそれましたが、要はとにかく若いうちにできる限り多くのお金を手元に残せる努力をすることが大切だということです。
それができれば生活費だけ稼いであとはゆっくり好きなことをして生きていくだけでじわじわと資産が増えていきます。
0.5億り人を達成できれば、億り人は時間の問題でしょう。
バドワイザーを飲み、クラッカーを齧りながらブログを書き綴る日々。
これこそ私が追い求めてきた平穏な暮らしです。
人生で最も若いこの瞬間にできることを粛々とやっていきましょう。