つみたてNISAで老後2000万円を作る方法

積み立て方式の少額投資非課税制度「つみたてNISA」ですが、20年間世界株に投資し続ければ、2000万円を作れる可能性があるようです。

つみたてNISAは年間40万円を上限に積み立て方式で投資し、それを初年度含めて20年間、非課税で運用できる。対象は金融庁が長期の資産形成に適すると認めた約210本の投資信託だ。40万円は20年後にどれくらい増えるのだろうか。

結論:世界先進国株指数(MSCI WORLD、配当込み、円ベース)に投資し続けると、

  • 固めの数字(利回り4.5%)→約2026万円
  • 平均の数字(利回り7.3%)→約3400万円

今回は、より的確な試算ができるよう、長期の運用データが残る世界先進国株指数(MSCI WORLD、配当込み、円ベース)の過去の運用実績を基に計算してみる。

40万円を投資して年率4.5%で20年間運用すると、96.5万円になる。つみたてNISAに新規拠出できるのは、現時点では42年まで。今年から始めれば、21年分の投資が可能になる。96.5万円の21年分なら合計約2026万円だ。21年目に投資した40万円の運用が終わるのは61年になる。

つみたてNISAで老後2000万円の資産 世界株運用で: 日本経済新聞

年率4.5%はどこから来たのか。

これは成績の悪かった順に全期間に占める比率が1割程度になる増加率を計算すると、年率4.5%だった。固めの数字を使ったほうがリスクが少ないので、年率4.5%という数字で、つみたてNISAの将来成績を考えてみる。

つみたてNISAで老後2000万円の資産 世界株運用で: 日本経済新聞

上記の平均7.3%で運用できると、約3400万円になるそうです。

もし全期間平均の過去実績である7.3%で運用できれば、約3400万円の資産が作れる計算になる。ただ今後、世界全体でも人口の伸びの鈍化などで投資成績がやや悪化するかもしれないため、固めの数字で考えておいたほうがリスクが少なそうだ。

つみたてNISAで老後2000万円の資産 世界株運用で: 日本経済新聞

以上から冒頭の結論が導き出されます。

  • 固めの数字(利回り4.5%)→約2026万円
  • 平均の数字(利回り7.3%)→約3400万円

ところで、私はちょっと違ったアプローチを採用しており、年間120万円の一般NISAで老後2000万円を作る実験をしております。

その方法とは、レバレッジETFを毎年満額買い続けるというものです。

20年間も待てないので、5年でどうにかならないか、というお話です。

実験はまだ途中ですが、ほんの四年間ほどの運用で約500万円が一瞬だけ1,500万円に到達しましたが、そこからほぼ元通りの500万円まで下落したので、老後2000万円到達は遠のいてしまいました。

これからの成長を期待しますが、急落があるとレバレッジNISAで老後資産を作るのは難しくなりそうです。

そんなオンラインカジノみたいな方法ではなく、もっと安定した運用で確実に資産を増やしたいという方は、つみたてNISAで世界株を買い続ければ20年後には2000万円は手堅く、平均の利回りでも3000万円位にはなるというお話です。

つみたてNISAで世界株を買うのは多くの人にとって素晴らしい選択になるのではないでしょうか。