副業で300万円は相当難しい

先日記事にした通り、収入が300万円を超えないと雑所得として扱われるようになるらしいですが、300万円はとても難しいです。

以下の記事がとてもよくまとまっていてよかったです。

事業所得が雑所得になると以下の問題があります。

  1. 事業所得ではなくなるので、青色申告特別控除が使えなくなる
  2. 所得が赤字となった場合、他の所得と損益通算して所得総額を減らすことができない
  3. 損失の3年間繰り越し控除が使えない
  4. 少額減価償却資産の特例が適用されない

要は、節税しにくくなるということです。

特に私に影響があるのは、2.の他の所得との損益通算です。

私の本業は文筆業なのですが、これだけでは生活できないので、友人の会社を手伝って給与所得も得ています。

本業の文筆業が真っ赤っかの大赤字ですが、事業所得だとその赤字と給与所得を損益通算して所得総額を減らすことができます。

所得総額が減ると税金も減ります。

正直、事業所得か雑所得かのラインはかなり微妙なところで今まで明確なルールはなかったのですが、今年から300万円以下は雑所得になりそうというお話です。

もちろん、300万円超えたら事業所得になるというわけでもありません。

年間300万円の収入はかなり難しいです。

月収にすると25万円。フルタイムでもそこそこ難しいのではないでしょうか。

ちなみに私が最も稼いだ時の収入が約21万円でしたが、この時はグーグル砲が大当たりしていて、たまたまブログの調子が良かった時です。

そう考えると、文筆業だけで事業所得とするのはかなり難しそうということが分かりました。

もちろん雑所得でも経費は使えるので、赤字で損益通算はできなくとも雑所得分の経費は使えます。

雑所得でもこのブログを書くために必要な経費は収入から引くことができるので、パソコンの購入費とか通信費とか必要な書籍代などはこれまで通り経費にできます。

そういう意味では確定申告が少し楽になるかもしれません。

今までは経費にできるものは全て領収書を取って、エクセルに記帳をしていましたが、今後は雑所得が0になる分までを保存しておけばいいので労力が減るでしょう。

トレースしやすい経費とか大型経費を集めて雑所得分になるまでとっておけばいいのかな。

とはいえ、節税のために文筆業をしているわけではありません。

お金のためだけにやっていては続かないでしょう。

文章を書くことは、頭の体操になります。ボケ防止に最適です。

ゆくゆくは事業所得にできるくらいのレベルになることを目指して、今後も自分と皆様のためになるようなエンターテイメントを提供していけるよう精進してまいります。