日経新聞を読んでいたら住宅ローンが220兆円まで膨らんでいて金利上昇にリスクがあるという記事がありました。
この記事のポイントを引用します。
・日本の住宅ローンの融資残高が220兆円を超えた
・0.1%の金利上昇で利息負担が1100億円増える試算も
・住宅の資産価値も伸び悩み、売却しても家計破綻の恐れ
このように日本の住宅ローン残高はどんどん増えているようです。
住宅ローン膨張220兆円 金利上昇にリスク: 日本経済新聞 より
しかしアメリカとの違いは負債と資産の伸び率です。アメリカは住宅ローンが伸びているけど、住宅の資産価値も上がっています。
住宅ローン膨張220兆円 金利上昇にリスク: 日本経済新聞 より
年代別で見ると、30〜40代で住宅ローンを借りる人が増えているそうです。まさに私と同世代の同志たちです。私は株でレバレッジを効かせていますが、同志たちは不動産でレバレッジを効かせているという点で共通しています。
住宅ローン膨張220兆円 金利上昇にリスク: 日本経済新聞 より
日本が金利を上げたくない理由の一つは、この膨張を続ける住宅ローンにあるのかも知れません。
220兆円という金額がどのくらい深刻かはわかりませんが、素人目線でもとてつもない金額だということはわかります。
さらに0.1%の金利上昇で1,000億円もの金利負担が増えるということは、1%で1兆円。
いつか金利上昇で金利負担が豆腐のように一丁、二丁と数えられる時がくるんじゃないか、と孫さんみたいなことを言いたくなります。
アメリカのように毎月0.75%利上げしていたらとんでもない金額の負担が増えてしまうということです。
これは相当やばいのでしょうか。
もちろん私は素人なのでこのヤバさの度合いがわかりません。しかし、少し前から乱立する新築住宅とそれが飛ぶように売れていく状況を見て、違和感を感じていました。その背後にはこのように膨張を続ける住宅ローンがあったわけですね。
もちろん、住宅の価値がアメリカのように上がっていったら良いと思いますが、この先日本の不動産が上昇を続ける保証はありません。
住宅によっては価値が上がるものもあるのもかも知れませんが、この日経新聞の記事によると、日本は新築志向が強く、中古の住宅価格は下がる傾向にあることを指摘しています。
今後日本がこのまま低金利を継続できるか不明ですが、金利を上げなければ円安は止まらず、金利を上げれば詰む人たちが多くいるという、厳しい現実が待ち受けています。
金利上昇で不動産バブルが崩壊し、安くなった住宅を私が買うという未来があったりして、、
引き継ぎ動向を注視していきます。