歴史能力検定の世界史2級と3級を受けてきた感想文

最近世界史を勉強し始めたのですが、学習の成果を測定するために歴史能力検定の2級世界史と3級世界史を受験してきました。

歴史能力検定というのがあるのをご存知でしょうか。

私は世界史の2級と3級を併願しました。

以下の通り、時間によって複数の級が同時に行われているので、重複しなければ別の級を受験することができます。

受験料

時間割

私は②と③の時間で2級世界史と3級世界史を受験しました。

レベル感と合格率はこんな感じです。

2級以上に合格すると特典があります。

1級・2級日本史合格 :

全国通訳案内士試験「日本歴史」、高等学校卒業程度認定試験「日本史B」の免除科目

1級・2級世界史合格 :

高等学校卒業程度認定試験「世界史B」の免除科目

受験会場は、東京だと東洋学園大学になります。

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説明開始時間ギリギリに到着しました。

説明は10分ほどで、試験開始から20分経過すると退室可能になります。

私はいずれも30分くらいで全て解き終えたので、さっさと退室しました。読解問題とかと違い悩んでもわからないものはわからないからです。

前から世界史をやる世界史をやると言ってきましたが、本格的に継続的な学習に成功したのはつい最近の話です。

先日は早稲田プレに挑んで酷い目に遭いました。

世界史も勉強してみると面白いです。

細かい知識暗記して意味あんの?今はAIが、、、と言われるかもしれませんが、今世界で起こっている様々な出来事は過去に起こった世界史の様々な戦争や事件と密接な関わりがあります

その知識は自分の脳内にインストールしておいた方が何かと便利です。

例えば、今話題になっているパレスチナ問題や色々な民族に関する問題もなぜそうなってしまったのか、世界史が教えてくれます。

また、世界史を勉強する中で、様々な壁が現れることに気が付きました。

人間はこれまで様々な壁を作ってきました。

村上春樹の小説も壁が出てきますね。

味方と敵を分ける壁。

自分と他者を分ける壁。

壁を作るのは人間の本性なのかもしれません。

社会はなにしろ世界史が得意だった。どうしてかというと、中央公論社から出ていた『世界の歴史』という全集を、僕は中学校に入った頃からそれこそ十回も二十回も繰り返して読んでいたからである。たしか「小説より面白い」というのがこの全集の広告コピーだったと記憶しているが、これは珍しく誇大広告ではなくて、実際に面白く楽しく読める本だった。だからこれを読んでいるうちに世界史についての大抵の事実は自然に覚えてしまって特にそれ以上の勉強をする必要がなかった。

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

村上春樹も世界史に登場してくる様々な壁に興味を持って、それを作品にしたのではないだろうか。。

などなど色々な妄想が膨らんでいくのでございます。

このように、世界史を学ぶと読書の幅も広がって楽しいです。

無味乾燥な暗記をするだけでなく、歴史を物語のように楽しんだ方が勉強が上手くいく気がします。

ところで、受験会場は小学生から60代から70代?くらいまで幅広い年齢層の受験者でいっぱいでした。

おじさんたちが日本史とか世界史の参考書を読みながら一生懸命勉強しているのを見て、私もやる気がみなぎってきました。

肝心の結果ですが、自分で教科書や用語集を使って採点したらこんな感じでした。

(翌日に解答が発表されるので、それを見たらアップデートします)

  • 2級:68%
  • 3級:64%

2級の方が点数が高い結果となりましたが、こんなことはあり得るのでしょうか。

勉強の習熟度にムラがあって、深く理解しているところと全然ダメなところの差が激しく、出題範囲によって出来栄えがかなり違ってきているようです。

3級レベルの基礎問題でも分からないところがある一方で、2級の問題で自信を持って答えられるものもあり、まぁまぁ勉強した成果は出ているかなと思いました。

まだまだ足りないところは山ほどありますが、合格してたら嬉しいです。

勉強方法は主にここに書いてある通りです。

教科書読んで、漫画読んで、一問一答やって、問題集を解く。

まだ一周をザーッとやっただけなので、ちょっと細かいこと聞かれると全然頭に入ってないことがよくわかりました。

しかし、その全然わかってないを知る、無知を知る。というのが大事なのです。

ということで、引き続き世界史の勉強を続けて、今後も自分の世界を広げていこうと思ったのでした。

興味がある方はぜひ受験してみてください。