楽天証券の為替手数料無料についての注意点

私のメイン証券会社である楽天証券が為替手数料を無料にしましたが、注意点もあるのでメモしておきます。

情報通の皆様のことなので、こんなこととっくに知っているとは思いますが、簡単に言うと以下の通りです。

  • 2023年12月4日(月)8:00注文分より米ドルリアルタイム為替取引の手数料を片道3銭から0銭へ引き下げ!
  • 米ドル為替取引の為替手数料は業界最低水準に!
  • ウェブで簡単取引操作!12月16日以降スマホウェブでも簡単に取引が可能に

【対象取引】

リアルタイム為替取引(米ドル)

【対象外】

米国株式取引円貨決済、定時為替取引(米ドル)、外貨建てMMF、米国株配当金の円貨での受取、債券円貨決済(利金・償還金含む)

  • IFAのお客様は手数料体系が異なります。

注意しなければならないのは、対象外の取引があるということです。

特に注意すべきは、円貨決済です。

私はNISAで米国株を運用していますが、今度売却をするときに円貨決済を選択してしまうと、余計な手数料を取られます。

このため、余計な為替手数料を取られなくなかったら、一旦外貨決済でドルで受け取ってから、それをリアルタイム為替取引で円に変える必要があります。

これで合ってますか?

この為替手数料無料のニュースが入る前は、外貨で受け取って円転するのはだるいから円貨決済にしようかと思っていました。

しかし、そのやり方だと損してしまうことになりますね。

円貨決済にすると、片道25銭の手数料がかかります。

今年満期を迎えるSPXLは21,300ドルくらいなので、5,000円ちょっとくらいの手数料です。

めちゃくちゃ損するわけではありませんが、余計な手数料を払わないに越したことはありません。

だから、楽天証券のNISAなどで近々米国株の売却を検討している方は、円貨決済をしないよう注意しましょう。

多分この解釈で合ってるとは思いますが、何か別の落とし穴や認識違いがあったらごめんなさい。その際は教えていただければ幸いです。

ちなみにSBI証券も為替手数料無料にするようですが、システム対応が完了するまではキャッシュバックによる実質無料となるようです。

また、こちらもリアルタイム取引限定で、円貨決済では適用されないようなので注意しましょう。

※米国株式、米ドル建てMMF、米ドル建て債券の「円貨決済」指定の「定時為替取引」や、FX(外国為替保証金取引)に係る為替取引(米ドル/円の現引き取引含む)は、為替手数料無料の対象外となります。

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SBI証券で投資するときは今までは住信SBIネット銀行で円をドルに変えてからSBI証券に送金していましたが、今後はSBI証券に円を入金してドル転した方が安いということですね。(追記:読者の方から実はそうでもないという情報をいただきました。コメントをご参照ください)

日本の投資環境はどんどん良くなっています。

いろいろなルール変更を確認したり、落とし穴を避けたりするのは大変ですが、コストが下がるのは良いことです。

今後も末長く頑張っていただきたいと思います。

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