米国株を買いたいから金を貸してくれ

株を買うからお金を貸してと言ってもお金を貸してくれる銀行はないと思いますが、家を買うとなると貸してくれるんですよね。

もちろんCFDを使って似たようなレバレッジを効かせた投資をすることもできます。

この時は金利がほとんど0だったので良い時代でした。

しかし、今は米国の金利上昇に伴い、ダウ平均にレバレッジを効かせて投資しようとすると高い金利がかかるようになってきています。英国インデックスのFTSE100でも金利がかかります。

 

ところが、サラリーマンが家を買うとなると話は違います。

私のようなサラリーマンは属性が良い分類に入るので、5000万円貸してくれと言ったら簡単に借りられます。

しかも変動で0.5~6%位、固定でも1.39%ほどの低金利なのでかなり魅力的です。

いつも思います。これを米国株にぶっこみたい。

もし5000万円を35年間で1.39%(大体今の固定金利レート)で借りると、大体月々の返済はちょうど15万円になります。

自分の金融資産3000万円に加え、この5000万円があれば8000万円です。

もし配当利回り3%位の手堅い銘柄でポートフォリオを組むと、240万円の配当金が手に入ります。ここから税金20%を差し引いても192万円は手元に残る計算です。

 

月々16万になります。これで月々の返済分は相殺でき、毎月1万円ほどの黒字になります。しかも増配したら黒字は増える一方です。ポートフォリオの配合次第ではもっと黒字にすることもできるでしょう。

株なら不動産のような空室リスクもないし、米国株なら減配リスクも低いです。それなりに分散投資すればそのリスクも低減できます。

これで月々の返済に困ることはありません。あとは余剰資金を追加投資しながら、じっと耐えてキャピタルゲインを積みあがっていくのを待っていればよい。

返済が終わる35年後にはどうなっていることだろう。

35年経過したあとの老朽化した住宅が手に入るのではなく米国株が手に入る。

どっちの方が価値があるだろうね。数億円はくだらないだろうね。

ざっと計算したところ、配当金以外に年間5%のリターンが見込めたら10年位で借りた5000万円分くらいは元が取れます。(そんなにうまく行かないのは知っているけど)

 

キャピタルが積みあがったら、非居住者になって利益確定というのが税金の面ではベストです。

しかし今は「国外転出時課税制度」というのがあって、一億円以上の株を持っていると海外移住する際に課税されることになっています。

そもそもあまり現実的ではない話をしているので、あまりディテールにこだわっても微妙ですが、このようにいろいろ妄想してみるのは結構面白いです。

特に住宅ローンを株に使えたらという妄想はとてもわくわくします。

何とかして低金利でレバレッジを効かせて米国株に投資をする方法はないだろうか。

妄想はこれからも続きます。