トービンの分離定理を運用に活かす

このブログではあまり投資理論的なことに触れてきませんでしたが、たまには理論のお勉強もしてみたいと思います。

今回のテーマはトービンの分離定理です。正直私も細かいことはよくわからないのですが、簡単に言うとこういうことらしいです。

「リスク許容度が高い人も低い人も、リスク資産のポートフォリオの中身は同じものでよく、リスクの度合いはそのほかの安全資産をどれぐらい持つかで調整すればよい」というものです。つまり初心者向けのポートフォリオなどというものは存在せず、自分のリスク許容度に合わせてリスク資産の割合を決めればよいというだけなのです。

「投資初心者向け金融商品」がダメな根本理由 | 投資 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準より引用

なるほど。リスク資産のポートフォリオを決めてしまえば、それと安全資産の割合で調整すればよいということですね。シンプルでいいですね。

そう言われると私の投資方針もそんな感じです。

安全資産の現金をいくばくか用意して、それ以外を全て米国株というリスク資産に投じているからです。

ここでポイントとなるのはリスク資産のポートフォリオは何がいいのか、ということです。

間違っても私の保有する個別株ポートフォリオで組んではいけません。もしそんなことをしていたら、今頃私は憤死していたと思います。

 

理論的にはリスク資産は市場ポートフォリオ、つまり全世界株式インデックス(VTとか)、米国株が好きだったら全米株インデックス(VTIとか)やS&P500(VOOとか)がよしとされているようです。

私のようにハイリターンを求めたければ限りなく安全資産を減らしてリスク資産に振り向ければよろし。

そんなリスクをとりたくないわ、という人はリスク資産を控えめにして安全資産を多めにすればよいわけです。

Simple is best.

私の投資方針は少し極端かと思われますが、長期運用するなら債券より株の方がリターンが高いと本に書いてあったので、限りなくリスク資産を増やす方針にしました。

確かに安全資産が100万円くらいしかないのは心もとないのですが「明日までに1000万円用意しろ」なんて状況は少なくとも僕レベルでは起こりません。

万が一家を買いたくなって頭金の1000万円を用意する必要があったとしても、一週間ほどの時間があれば十分に用意することが可能です。

 

なので、今の私の投資方針はできる限りリスク資産で保有、お金が必要になったらその時に換金する、でいいかなと私は思っています。

頭でわかってはいるけど、正直こわいわ、という人もたくさんいらっしゃるでしょう。

そんな方は私のブログを一定期間読むことをおすすめします。

米国株に全財産をつぎ込むとどんな感じになるのか、そして、この生きづらい世の中をより幸せに生きるにはどうすればよいのか、わかり始めてくるはずです。

ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質

ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質