仕事がないと暇な人

前の会社の人に会うと今何してんの?とか言われます。

何もしていないことをしてるとか、旅人をしてると答えます。

いいなぁ、うらやましい言われますが、そう簡単なことではありません。多分君たちには耐えられないだろうねと内心思っています。

なぜならこの生活は孤独だからです。

孤独と対峙することを厭わない人でないとこの生活を続けることができないでしょう。

いやぁ絶対に暇になるよ〜

その通り。暇になるために辞めたんだから。

でもこの孤独に適応できるタイプとそうでないタイプがいるのも事実です。

僕の場合、数ヶ月の実験を二回行っていたので、十分適応できそうなタイプの人間ということがわかりました。しかし、これからもっと長い期間になるとまた景色が異なってくるでしょう。

時間がたくさんできると暇になって何をしたらよいか分からなくなるよ、という人もいますが、その言い分もよく理解できますね。

だから実験してみたらいいと思うんです。

暇になるってこういうことか、これはちょっと辛いから自分には向いてないな、とか。この自由感半端ない!と日々わくわくして過ごせるか、など感覚がつかめてきます。

暇になることのメリット、デメリットが自分の中で見えてくるのです。これを知ることが大事ね。

多分適応できると思われるタイプは、自分で考えてOKと思ったらすぐ決断&行動に移せる人です。

逆にそういう人が自由を手にすると1年くらいでとんでもない経験とスキルを手に入れることもあるでしょう。時間という貴重な資産を有効活用できるのです。

これまでの人生で自分で思い切った決断をして人生を切り開いてきたタイプ、逆に、あ、こりゃだめだ、と思ったらスパッとやめられるタイプですかね。

一方、自分で決断したり、新しいことを行動に移すのが苦手な人はあまりおすすめできません。目の前に広がる膨大な自由になすすべなく立ち尽くすことになるからです。

こういう人は会社に時間を管理、運用してもらった方が得策です。別にこれは悪いことではなく、より合理的に選択した結果と言えるでしょう。

会社をやめると膨大な自由が手に入りますが、自分の意思で決める作業が不可欠です。誰も何も自分に言ってくれません。

僕はこのことにわくわくしますが、世の中にはどうしたらいいか分からないと言う人もいるはずです。おそらくかなり多いと見ています。

あ、もしかして私もそうかもしれない。と思う人もいると思います。でもそれは日本の教育がそうなるように仕向けていたのでどうしようもありません。

私は不良品だったので異なる思考回路を発展させてしまったようです。

別にどれがいいとか悪いとかではなく、自分が最適だと思われる生き方を選択できていればいいのではないでしょうか。

一回無職になって見たけど時間を持て余してしまったからやはりもう一回サラリーマンをしているなんていうのも全然ありですね。

とても合理的な生き方です。こういうことを繰り返して自分の最適な時間の使い方が確立されていくのでしょう。

でも長生きすると時間を持て余すこともあると思うので、その時に困らないように今から準備しておきたいものですね。