ソフトバンクグループが100億ドル以上出資する「WeWork」の想定時価総額が、470億ドルから200億ドルに留まる見通しとなっているそうです。
米オフィスシェア大手「ウィーワーク」の運営会社、ウィーカンパニーが予定している新規株式公開(IPO)で、当初の想定時価総額が市場予想の半分程度となる200億ドル(約2兆1千億円)程度にとどまる見通しとなった。
はい、英語の勉強もしましょう。
We Co. is considering putting a price tag on its initial public offering that would value the company somewhere in the $20 billion range, potentially at the low end. That is less than half of the $47 billion mark where it last raised private capital this year, making it one of the largest valuation comedowns in IPO history.
私はソフトバンクグループに投資しているので傍観者ではありません。
しかし、買いなのか、売りなのかはさっぱり分かりません。ただグッドニュースではないのは確かでしょう。
そもそもソフトバンクグループの株式価値の二分の一くらいが株価になっているんですよね。
つまり、これはもともとそんなにうまくいくわけねぇだろ、というのが織り込まれているとも解釈できます。知らんけど。
次にウィーカンパニーがソフトバンクグループにどれほどの影響を及ぼすのかを見てみます。
これはソフトバンクグループのポートフォリオです。
2019年9月6日時点の1株当たり株主価値情報 | ソフトバンクグループ株式会社
ソフトバンクGが投資している主要なユニコーンの企業価値とその伸びについては、日経新聞の記事が参考になるので転載します。
巨大マネー、新興AIのむ 「投資ありき」ゆがみも :日本経済新聞より転載
ここに記載のあるウィーカンパニーは470億ドルとなっていますが、これが200億ドルくらいになるかも、、というのが今回のニュースです。
470億ドルで出資後の伸びが2.8倍ということは、別に200億ドルになっても損はしてないということですね。合ってる?
でも市場がどれほどの伸びを期待していて、それがどのくらい株価に織り込まれているかなんてもう全然分からないです。
ただし、ウィーカンパニー自体はビジョンファンドのポートフォリオに占める一つの企業に過ぎないこと、ソフトバンクG全体で見れば、その比率はさらに小さいということは認識しておくべきです。
ウィーカンパニーに関する次の焦点は、ソフトバンクグループが追加出資をするのか、2020年までIPOを後ろ倒しにするのかどうからしいです。
ユニコーンはうまくいくのもあればいかないのもあるだろうから難しいですよね。
もしかしたらそんなニュースになってないけど、めちゃくちゃ儲かってる会社もあるかもしれないからね。
ウーバーとかリフトもだめですが、問題は、このような事態が今後続くかどうかです。
立て続けにソフトバンクグループが出資したユニコーンが奮わないということになれば、今後さらに株価が下落することもあるかもしれませんね。
引き続き状況を見守っていきたいと思います。