英検1級の結果が出ましたので報告いたします。
無事に合格できました。前回のがまぐれじゃなくてよかったです。
以下が面談の分野別得点です。
前回よりスピーチと文法・単語で1点アップ、発音で2点ダウンです。
よって、プラマイゼロです。
同じ人間が英語話しているはずなのに、発音で2点下がるとは一体どういうことか。発音の採点は、面接官によってもバラつきがあるのかもしれません。
面談の詳細については以下の記事に書きましたので、興味がある方はご覧になってください。
今回の得点は、東京都内の1級受験者のうち上位2%だそうです。これが地味に嬉しいです。
このうちの1%くらいは外国人ですね、多分。なぜか結構いるんです、外国人受験者が。ということで、個人的には満足しています。
ここからは、二次面接に関する感想を書きます。
まずショートスピーチです。
スピーチの内容自体は、くそだったと思いますが、私が実践したのは、理由2個+譲歩1個の構成です。
理由を二個にしたのは、即興スピーチで3つも理由が思いつかないからです。
2つならいけるけど、3つはきつい。
だから、理由は言いやすいものを2つ、そして、反対意見にも触れる譲歩コメントを入れる作戦にしました。ありがちな反論をちょろっと入れておく。
前回の記事から抜粋しますが、ざっとこんな感じです。
タバコは禁止されるべきだと思います。
まず、健康に悪いからです。
吸っている人だけ健康に悪いならまだいいですが、たばこの悪いところは周りの人にも影響を与えることです。最近ではこのことが問題となり、喫煙できるレストランが減ったり、喫煙所も少なくなってきています。自分だけでなく、周りの人の健康を守るためにタバコを禁止する必要はあると思います。
また、タバコは中毒性もあります。
一度始めるとやめることが難しいため、タバコを吸う人はなかなか減りません。タバコは身体に有害だけでなく、仕事のパフォーマンスや効率性の低下にもつながります。タバコを禁止にすれば、人々はより健康的になり、生産的な生活を送ることができるでしょう。
確かに、タバコが生み出す大きな利益は無視できません。
だから、タバコの会社は禁止により大ダメージを受けるかもしれませんが、その代わりに健康志向品をプロモートすればよいと思います。
実際、タバコによる健康被害や仕事や学業のパフォーマンス低下がもたらすネガティブな側面はタバコが生み出す利益を上回ります。
タバコを禁止にすれば、肺がんや関連する病気にかかる人が減り、医療費を大幅に削減できるかもしれません。また、労働者の生産性が上がり、企業の利益増に貢献する可能性もあります。
ピピピピピ
実際こんな流暢に言えてません。ああん、とか、うーんと言いながら、英語で表現できたのはおそらくこの5%くらいでしょう。
とりあえず、理由を2つ言ってから、確かにタバコにはこういうメリットもあるけど、やっぱだめだよね、知らんけど、的な構成です。
そうするとなんかいい感じに仕上がるんじゃないかと勝手に判断しました。
スピーチの時間についてですが、最後は時間切れでまとめの文章を言うことができませんでした。For these reasons、タバコはダメ、絶対、とかの文章ですね。
それでも9点です。
ということは、最後のまとめ文は最大でも1点相当ということになります。
なので、あまり型にこだわらず、スピーチを続けた方が結果がよくなるかもしれません。
次は、インタラクションです。
これ結構好きで、質問の前には気合が入ります。
「それってあなたの感想ですよね?」といつか面接官を論破したいです。
ちなみにこれは前回も9点で今回も9点でした。
詳細は前回と前々回に書いた記事を参考にしてみてください。
心掛けたことは以下の通り。
- 質問の聞き返しはしない
- テンポよく回答
- 全部で5~6個の質問を受ける
- 沈黙はしない、何かしら喋る
特に今回使った技は、面接官が言ったセリフをパクってありがたく前置きに使わせていただくことです。
「たしかに砂糖とかカフェインも中毒になるという人もいるよね、、バット」みたいな感じです。
この戦略のメリットは、地味に考える時間を稼げるのと、沈黙がないので変な空気になりにくいことです。
さらにこれが文法と語彙の点数アップにつながった説があります。
今回、文法と語彙は9点でした。
しかし、語彙について難しいものを使った覚えはありません。
ちょっと難しめかなと思った単語でもaddictiveとefficiencyとorganic vegetableくらいです。
恥ずかしながらaddictiveという単語を連呼しすぎた気がします。
それ以外は中3クラスの単語でした。
それでも9点です。
だから、あえて難しい語彙を無理して使うというよりは、シンプルな英文法で伝えることに徹した方が得点が上がるのかもしれません。
そしてパクる。
面接官の単語とか表現を適度にブレンドしたことが印象アップにつながった可能性もあります。
最後に、発音はよくわかりません。
前回9点で「あぁあれで僕の発音良かったのね」と有頂天になりましたが、今回落ちたので「どっちやねん」という複雑な気持ちです。まぁいいです。
ということで、面談自体の得点は前回と一緒でしたが、いろいろ勉強になりました。
次も受験するかは、ちょっと考えますが、定期的に英検1級をボケ防止に受け続けようと思います。
今回うまくいった方もいかなかった方も英検1級を受け続けるべきだと思います。
英検1級はとても良い試験だと思いますし、脳みそへの刺激にも最適だと思うからです。
そして、どんな結果であっても学ぶことは必ずあります。
ということで今回の英検感想文もこれにて終了です。
また英検を受けるときには、感想文を書こうと思います。
それではまたお会いしましょう。さようなら。