ダウが今年最大の下げ幅を記録した時のSPXLとTECLの下げ幅(1回目)

新型肺炎の感染拡大が嫌気され、米株式市場は続落しています。

27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に5日続落した。前週末比453ドル93セント(1.6%)安の2万8535ドル80セントで終えた。下げ幅は昨年10月2日以来の大きさ。中国の新型肺炎の感染拡大が嫌気された。日本や欧州の株安が波及し、ダウ平均は朝方には550ドル近く下げる場面があった。

NYダウ、5日続落し453ドル安 新型肺炎の拡大嫌気 :日本経済新聞

下げ幅は昨年10月2日以来の大きさということで、2020年に入って最大になりました。

ということで、今年最大の下げ幅を記録した時のレバレッジETFの様子をお伝えします。

昨年の作品はこちら。

  • VTI:‐2.97%(‐4.44USD)
  • SPXL:‐8.96%(-4.54USD)

  • VTI:‐2.89%(‐4.31USD)
  • SPXL:‐8.92%(-4.48USD)

今回はこちら

  • VTI:-1.50%(-2.51USD)
  • SPXL:-4.78%(-3.35USD)
  • TECL:-7.05%(-20.34USD)
  • SOXL:-11.60%(-35.51USD)参考

昨年の下げ幅に比べれば全然なんですが、TECL、SOXLの下げ幅はさすがですね。

こういう記録を取っておくと、自分が直面している下落がどのレベルなのか瞬時に分かるので役に立ちます。

例えば、年に二回位はあるレベルのやつかとか、え、これは夢なのか、夢であってくれ、とか、そういうのが容易にわかります。

では、今回の下落で自分の資産がどれくらい熔けたのか見てみましょう。

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)

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  • 作者:井川 意高
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/02/01
  • メディア: 文庫
 
  • VTI:-2,510ドル
  • SPXL:-1,336ドル
  • TECL:-834ドル

あれ、思ったよりも減ってねぇ、面白くねぇな、と思ったあなた。

大丈夫です、まだ序章に過ぎません。

これからもっとすごいのがくるでしょう。最低年に2~3回はもっと激しいのを覚悟しておかなければならないのです。

 

長距離練習に喩えると、こういう下落はポイント練習みたいなものです。

こうした下落を乗り越えて投資に必要な筋力、持久力、柔軟性、メンタルが鍛えられます。

私もGEの暴落を経験してから、人に優しくなったとよく言われます。そういうものです。

私より資産額が少ない人は、私を見て安心してください。私の資産を超えるまで、私があなたの精神安定剤となりましょう。

その代わり、資産が私を超えたら、逆に精神安定剤とさせていただきます。

さて、今年はこのシリーズを何回お送りすることになるでしょうか。

明日もお届けすることにならないことを祈ります。

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

  • 作者:井川意高
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2013/12/03
  • メディア: Kindle版