HSK6級のネット試験を受験した感想(2020年10月17日)

トリリンガルを目指そう、ということで、中国語の学習にも力を入れ始めました。ディーンウシオカです。

HSK6級のコンピュータ試験を受験してきたので報告します。HSKのネット試験(IBT)はこれが三回目になります。

結果は以下の通りです。

221点

215点

ネット試験のメリットは以下の通りです。

  • 試験の10日前まで申込可(満席注意)
  • 試験結果は2週間後に確認可
  • 会場が事前に選べる
  • リスニングがヘッドセット
  • 中国語のライティングが圧倒的に楽

今回は、会場が集約されたようでいつもより多かったです。

二人掛けの机が二つ×7列で、計28人のキャパシティがありました。

私はもう三回目なので、だいぶコンピュータ試験にも慣れてきました。

いつも通り、ぎりぎりに教室インして、ログイン。大体いつも一番最後。

一分前からリスニングの設問が表示されるので、最初のオープニングテーマが流れている時間にできるところまで先読みをしておきます。

選択肢に出てくる単語を知っておくと、理解度が全く異なります。どんな内容なのか想像できることもありますし、固有名詞を先に見ておくと、リスニングの時に慌てなくて済みます。

上級者の方なら分かると思いますが、固有名詞が聞こえて「え?何、今の?」みたいなパニックを最小限に抑えることができるのです。

そして、一番最後に5分の見直しタイムがあるので、その時間に悩んだ問題をもう一度チェックできます。

画面の左に問題毎に☆マークを付けられるので、不安な問題はチェックして、後で効率よく見直しできるようにするのがおすすめです。

 

リスニングからリーディングへ移行した後になるほどと思ったことがありました。

それはヘッドフォンを耳栓代わりにしている人がいたことです。リーディングは、他の人が出す音が気になることがあります。

なんか妙にため息のような、深い息をつく人がいたりします。

はぁぁぁ、とか、ふぅぅぅとか。

気持ちは分かるけど、気になるからやめてくれよ、となります。

めちゃくちゃお腹がなってしまってる人もいましたね。

それはぼくです。

やりたくてやったわけじゃないから許してください。

それ以外にもコンピュータ試験なので、マウスのクリック音が気になる人もいるでしょう。このような音をシャットダウンできるので、ヘッドフォン耳栓戦略はそこそこ有効かもしれません。

リーディングは、以下のような時間配分でぴったりでした。

  • 第1部分:8分
  • 第2部分:7分
  • 第3部分:11分20秒
  • 第4部分:23分40秒

第1部分の誤文(病句)指摘問題は、ほぼ捨てています。ここは感覚と直感で回答を瞬時に決めていきます。ここで悩むのは時間の無駄です。今後対策します。

第2部分の単語穴埋め問題も良さそうな組み合わせを見つけたら即決します。ここも悩むようなら時間をかけてもあまり意味がありません。

第3~4部分は、時間をかければかけるほど正答率が上がる(はずの)長文問題です。このパートにどれだけ時間を余らせることができるかが鍵です。もし早く終わるようであれば、その余った時間で第1~2部分を見直せばOK。

可もなく、不可もなく。いつも通りでした。

 

ライティングは、少しずつやり方が掴めてきました。

内容は、10分で1000字の文章を読み、内容を400字程で要約。メモはできません。

時間が経てば経つほど記憶が薄れていくので、ストーリーを自作しないよう細心の注意を払う必要があります。

いろいろ参考書やブログで攻略法を調べてみると、誰がいつどこでどうした、とかを掴め。

とか書いてあって、そらそうなんですけど、もっと大事なことがあることに気がつきました。

それは短期記憶の有効活用です。

読解時間が終わって、書く画面に切り替わった瞬間に、短期記憶した情報を一気に回答スペースに書き散らかすのです。

悠長にタイトルを考える暇はありません。

記憶が新鮮なうちにできる限りの情報を転写してください。

もちろん丁寧に書く必要はありません。

大事な数字や出来事を英語やアルファベットや自分だけに分かる記号で時系列に一気に書くのです。

そして、一通りかけたら、それを中国語でつないでいけばOK。

ほら、なんだか、いけそうな気がしてきたでしょう?

僕みたいに短期記憶が苦手な人は、こういうせこい技を駆使しながら攻略していくしかありません。

最後にメモを消すのを忘れずにね。

これは有効な手法だと思っています。

このおかげか分かりませんが、字数は過去最長の471字を達成し、今までで一番書けた気がしています(だからといって点数が上がるとは限らない)。

もちろん要約なので、長ければいいってもんではありません。

しかし、今まで400字まで到達したことがなかったので、よしとしましょう。

ということで、今回の予想得点は以下の通り。

  • リスニング:70点希望
  • リーディング:80点希望
  • ライティング:77点希望

中国語の勉強自体はほとんどやってませんが、HSKを立て続けに4回受けて、今の実力と今後の課題が明確になりました。

少しはテクも身に付きました。

これが収穫です。

今後は今までの試験結果を振り返り、日々コツコツと中国語の学習にも励んでいければいいなと思います。

定期的に語学学習の情報を配信していくので、お役に立てれば幸いです。

結果は11月2日(月)に分かるはずなので、その際にまた報告します。

HSKはしばらく受ける予定はありませんが、次回の中国語試験は11月22日の中国語検定(準1級)を予定しております。

引き続き、中国語学習日記をお楽しみください。

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