私は心身の状態を常に最高の状態に保つために日々エクササイズをしています。その一つはランニングですが、ただランニングをするのではなく、あることをしています。
それはトリプルタスクです。
デュアルタスクという言葉の方がよく知られているかもしれません。
一度に2つ以上のことを同時に行うことをデュアルタスク、または「ながら作業」とも言います。例えば、テレビを観ながら料理を作る、電話をしながらメモを取る、歩きながら話をする、歌を歌いながら洗濯物を畳む、などです。
デュアルタスクを行うと、なぜ認知症の予防につながるのでしょうか。運動をすることは、脳の体を動かす部分を活性化させます。それに加えて課題を達成させるために考えることは、思考を動かし脳の前頭葉の部分を活性化させます。このように、デュアルタスクを行うことは、脳の様々な部分を活性化させて認知能力を向上させると言われています。
ウォーキングやランニング中に計算などの他のタスクを行うとデュアルタスクになります。
例えば私の場合、ランニングをしながら英語ニュースを聞いて内容を理解し、たまにシャドーイング。そして、ランニングコースの5つチェックポイントの通過タイムを暗記し、次のチェックポイントの到着タイムを予測。
家に着いたら、通過タイムをエクセルに記録し、ランニング中に聞いたニュースをできる限り書き出してみる。
むちゃくちゃむずいです。
これがルーティーンワークになっています。
- ランニング
- リスニング
- 計算
というトリプルタスクを行っているというわけです。
今自分で見返したらかなり難しいタスクですね。トリプルどころじゃないタスクな気がする。
これが正しい方法かは分かりませんが、デュアルタスクが脳の機能を高めるらしいと言われています。
だから、トリプルタスクはもっと脳の機能を高めるのではないかと期待しています。
ランニングをしているだけより脳に負荷がかかっていることに間違いはありません。
しかし、それが認知機能の向上に役立っているかは30年後位まで分かりません。
残念ながらランニング後にニュースの内容をほとんど覚えていませんが、この積み重ねがリスニングの力を底上げしていることは間違いないでしょう。
さらに、毎回同じコースでの通過タイムを覚えていくので、自分のペース相場がつかめてきます。大体のタイムが予測できるので暗記の負荷が下がることにも気が付きました。
あぁ、これが習慣の力なのか。なるほどね。という感じです。
トリプルタスクがボケを加速させるという根拠があったら今すぐやめようと思いますが、失うことはなさそうなのでこのまま日々のランニングの習慣にしていくつもりです。
みなさんも日々のウォーキングやランニングに何か簡単な計算や作業を加えてみると、脳の機能が高まるかもしれません。