今回は、中検準1級の対策とその勉強法について書いていきます。またどのような参考書やテキストを使うべきかについてもお伝えします。
結論から言うと、以下の問題集をやれば合格できそうです。
そして過去問をできる限りやる。
私は2013年にまぐれで中検準1級に合格したことがありますが、今受けたら恐らく落ちるでしょう。
今度の2020年11月22日の試験を受験予定ですが、今の実力でどの位戦えるかをまず確認し、弱点の補強をした上で1年以内の合格を目指します。
挑戦するレベル感としてはちょうどいい感じでしょうか。
準1級の課題は以下の通りです。
- リスニングの書き取り
- 単語、慣用句、成語
- 中国語訳
リスニングの内容一致問題はそんなに問題にならないと思います。
リスニングの問題自体はHSK6級よりも簡単です。その理由は、二回読まれることとスピードがゆっくりだからです。
もちろん、内容は決して簡単ではありませんが、質問文を確認してからもう一度聞けるので正答率を上げやすいです。
一方、合否を分けるのが、書き取り問題です。
普通に書き取るのが結構難しい簡体字が出てきます。だから、漢字を正確に書けるようになっておく必要があります。
何ならそんなにレベルが高くない単語も度忘れして変な漢字を書いてしまうことすらあります。日ごろから簡体字を書く練習が必要です。
リスニングの対策は以下のテキストと過去問をひたすら演習すればなんとかなりそうな気がしています。
これは今年(2020年)に発売された中検準1級、1級のリスニング対策本です。オンリーワンなので価値があります。ちょっと高いけどね。
内容は実際の過去問より少し難しいのではないかと思われますが、慣用語や成語もふんだんに使われているので、これを使えば総合的な勉強ができます。
- 問題を解く
- 何回も聴いて意味を確認
- 聞き取れない単語や意味が分からない箇所を確認
- 完璧に理解できるまで聞きこむ
- 聞いて、書く
以上の手順で学習を進めれば問題ないでしょう。
次に単語や慣用句や成語も課題です。
単語については以下の単語帳が数少ない準1級用です。
しかし、これだけでは足りない印象です。
この単語帳を完璧にしたうえであとは過去問からどんどん知らない単語を吸収しつつ、以下のテキストをやると良さそうです。
それくらいやれば大体合格点には到達できる印象です。
ただし、それで完璧というわけではなさそうなので、日ごろから中国語の文章を読んで分からない単語をメモっていく、みたいな学習も求められます。
また慣用句も同様にキクタンとトレーニングブックの併用でどうにかなりそうです。
成語は分かりませんが手元に以下のテキストがあるので、パラパラ見てみようかと思っています。
成語についても過去問をやりながら、他の選択肢もついでに覚えていくというやり方の方が効率的な気がします。
しかし、1級を目指す際にも成語が鍵になるので、1級を見据えて上記のような成語のテキストをやっていくのはよろしいかと存じます。
最後に、高電社が中検の過去問演習ができるWebサービスを提供しています。私は最近知りました。
第59回(平成18年)~最新号まで解き放題。
- 1か月コース:2,138円
- 3か月コース:5,194円
- 1年コース:10,388円
試験が近づいたら1か月コースに申し込んで試験を解きまくるのがよさそうです。
1か月コースなら中検の過去問一冊よりも安いですし、今では入手が困難なバックナンバーも手に入るのがいいですね。
ということで、中検準1級の対策についてまとめてみました。
中検準1級の情報はかなり少ないので、今後受験を重ねながら役に立ちそうな対策を配信できればいいなと思います。
私の中国語記事が気になる方はここに全て書いてあります。
それでは中国語を勉強している方はともに頑張りましょう。再见!