英検1級(2020年度第2回)の二次試験を受験した感想速報

英検1級の二次試験を受験してきたのでレポートを配信いたします。

今回は午前中がTOEICで、午後が英検1級の二次面接というまさに地獄のようなスケジュールをこなしました。

午後の二次試験の集合時間にはだいぶ遅れてしまいましたが、受験することができてよかったです。

諦めないでよかった。

受験票には「遅刻した場合は原則として受験不可」と書いてあるので遅刻は厳禁です。

しかし、今回のケースのように多少の遅れは許されるのかもしれません。

たとえ遅刻してしまっても諦めずにダメ元で会場まで足を運んでみることをお勧めします。

さて、今回の受験で二次試験は4回目となりました。

え?そんなに落ちまくってるの?と思われるかもしれませんが、ちゃんと毎回合格しています。

こう見えて面接は全勝なのです。

34/40点

34/40点

2019年度第3回は逃亡。

28/40点

ということで、連勝記録を4に伸ばせるように全力で戦ってきました。

私の目標は「英検1級に寝起きでも受かる」ようになることです。

将来、娘から絶対言われますからね、お父さん英検何級持ってるの?って。

「1級や、寝起きでも受かるわ」

と言いたいのです。

ちなみに娘はまだいません。彼女も募集中です。

 

さて、さすがに4回も受けると試験に慣れてはきますが、いつ受けても緊張します。

この緊張感がいいですね。

35歳でなかなかこの緊張感は味わえません。

特に本番までの待ち時間が最悪なのですが、この時間に勉強しようとするのは無理だと悟りました。

テキスト読んでも上の空だし、そもそもそんな短期記憶的な対策では戦えません。

ここはゆっくり休まれるのがよろしいかと存じます。

脳に負荷をかけずに、試験と全く関係ないことをしてリラックスするのがいいでしょう。

例えば、私の前の席の人は、外の景色を見て絵を描いておられるようでした。

まさにこのような過ごし方が理想です。

結局1時間位は待たされるので、次回はスケッチブックを持参しましょう。

そして、本番です。

今回は、面接官が初めて女性二人でした。

とてもいい感じの人たちで、今までで一番良かったです。

これまではN国党の立花さんみたいな人(ネイティブ側)だったり、ファイナルファンタジーのラスボスみたいな人だったので、かなりプレッシャーがかかりました。

今回はお二方とも柔らかい感じで優しくて美しくて、とても好感が持てました。

まずは「あなたのこと教えて」というお決まりの英会話です。

前回は「カレーが好きです。」みたいなこと言って変な雰囲気になった記憶があるので、今回は少しまともな挨拶を考えてきました。

「私はランニングが趣味でマラソンもよく走ります。しかし昨今の状況で、ほぼすべてのマラソンレースが中止になってしまいました。そこで、ランニングに使う予定だったパワーを全て英語学習に投入し、英検を受けることにしたのです。今日はこの場に来れてとてもハッピーだし、お二方に会えて大変光栄です」

みたいなこと言ったら、面接官もNice to meet you!みたいな感じで、なんだかいい感じになりました。(個人の感想です)そしてスコアとは一切関係ありません。

 

トピックは以下を選びました。

Is it time to abolish animal testing?

これを選んだ理由は、一番質問文が短くて分かりやすかったからです。

とても難しいお題でしたがチャレンジしてみました。

動物の権利保護の観点から反対する人が多いかもしれませんが、animal testingは人類にとって必要不可欠である。という立場で話しました。

全然専門知識はないのですが、やはりワクチンとか薬の開発にも大いに貢献してきたし、安全性を確保するためには、人間に似た動物を使ってテストするのが良いと。確かに動物は犠牲になるけど、そもそもみんな生きるために動物食べてんじゃん。同じじゃないのみたいな。

で、その後の質問は以下のようなことを聞かれて狼狽しました。

人間の命を守るために動物の命を犠牲にするのはある程度仕方がないと言いましたが、命に関わらないこと、例えば、化粧品の開発にも動物実験が使われています。これについてはどう思いますか?

これはぐさりときましたね。

みなさんならどう答えますか?

私はちゃんと言い返しましたよ。震える声で。内容は秘密ですけど。

その他の質問は以下の通りです。

AIによって薬の開発などをシミュレーションできるようになってきています。このようなテクノロジーがあれば、動物実験は不要になるのではないでしょうか。

トピックが変わりますが、経済が成長する際に環境破壊は避けられないと思いますか?

人類は絶滅危惧種を保護すべきだと思いますか?

もうちょっと聞かれた気がしますが内容をすっかり忘れてしまいました。

まぁいずれも簡単ではない問題ですね。

このような問題に答えるためには、過去問のスピーチとトピックを研究するのがおすすめです。巷に出ている対策本では、正直カバーしきれない印象です。

やはり英検1級の二次試験はチャレンジングでやりがいがあります。

いつも終わったあとに、がぁぁぁぁ、うわぁぁぁ、恥ずかしぃぃ、いやぁぁぁ、と叫びたくなったり、泣きたくなったりしますが、その経験こそが、自分の血となり肉となるのです。

ということで、今後も英検1級の試験を受け続けて、レポートを配信し続けていこうと思います。えらい、えらい。

今回うまく行かなかった人も、試験を受けただけでえらいと思います。そして今日の経験から必ず学ぶことがあったはずです。

私自身は、午前TOEIC、午後英検というダブルヘッダーを体験できてよかったです。

こんなことは絶対にやってはいけないということを学びました。

試験を通じて今回も課題が明確になりましたし、力不足を痛感する良い機会となりました。

次はさらによくなるように、また明日から頑張っていきましょう。