25歳以上の学士課程の入学者の割合が日本は低い

学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことがますます重要になっています。この社会人の学びをリカレント教育と呼ぶそうです。

私が目指していることもリカレント教育なのかもしれません。

私が仕事で求められている能力は、面白い日記を毎日書くことです。

だから、様々な文学作品学び直し、様々な知識を身に着け、文章を書くスキルを上げれば、私の仕事はより良いものとなるかもしれません。

そこで、大学に入り直して勉強するのも面白いかもな、、と思っていろいろ研究をし始めたところ、日本では25歳以上の学士課程入学者が他のOECD加盟国と比べて低いことが分かりました。

そのことがメインテーマではありませんが、大学研究のためこんな本を読みました。

文部科学省が発表した「25歳以上の学士課程の入学者の割合(国際比較)」(対象はOECD加盟国、2010年度)によれば、「諸外国は25歳以上の入学者の割合が平均2割に達し、社会人学生も相当数含まれる一方、日本の社会人学生比率は約2%であり、大きな差が推定されるとのこと。同データによれば、米国は24%、韓国は18%などになっており、日本の2%という水準は、OECD諸国の中でも突出して低いレベルです。つまり日本の大学は年齢差という点での多様性がかなり乏しいということが同時に分かります。

新・大学序列-なぜ関関同立・産近甲龍の学生数は急増したのか (中公新書ラクレ, 734)

もう少し新しいデータもありましたので引用します。

25歳以上の「学士」課程への入学者の割合(2015年)

  • スイス:29.7%
  • イスラエル:28.7%
  • アイスランド:28.2%
  • デンマーク:27.6%
  • ニュージーランド:26.1%
  • スウェーデン:25.8%
  • オーストラリア:21.7%
  • OECD平均:16.6%
  • 日本:2.5%

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/042/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/07/26/1407548_3.pdf

社会人として働いたあとに大学の学士課程に入ることは、日本ではマイナだけど、世界的に見たらそんなマイナではなさそうだということが分かりました。

そらそうだよなと思います。

そもそも高校生が専攻を選ぶのも難しいし、高校を卒業したばかりの若者が大学で学ぶ学問をどれほど理解できるのでしょうか。

実際に私が大学で学んでいたことの多くは理解できていなかったと思うし、レポートという名の謎作文を量産したような気がします。

しかし、今ならもっと大学の授業が理解でき、もっとマシな作文も書けるだろうし、そこから学ぶこともきっとたくさんあるでしょう。

仕事を通じて学びたいことが増えることもあります。

実際に社会人になってからも学びたい人はたくさんいることが想定されますが、やはり時間とお金が問題になっていると思われます。

特に時間ですかね。。

会社員だとどうしても時間が取りにくかったり、スケジュール調整が難しかったりします。

みなさんは今学んでみたいことはありませんか?

投資に興味を持ったなら経済学部の授業がより面白くなるかもしれません。

毎年フランスに行く機会があるなら、フランスの文化やフランス語を学ぶのもよいでしょう。

自分で外国語を勉強する過程で外国語教育に興味を持つかもしれません。

葛飾北斎にインスパイアされて美術史を改めて学びたい。などなど

もし将来お金と時間ができたら、大学に戻って再び勉強を始めるのも良いと思います。