私は一般NISAでレバレッジETFの投機をしていますが、これが新NISAへロールオーバーできるのか分かりません。なぜなら新NISAではレバレッジを効かせた投資信託は対象から除外されているからです。調べてみたところ、やはり結論はできないっぽいです。
もしロールオーバーできたらめちゃくちゃ美味しすぎる案件です。
現時点で新NISAへのロールオーバー対象ETFは以下の通りです。
- 2019年ものSPXL:120万円→309万円
- 2020年ものTECL:111万円→313万円
- 2021年ものSOXL:112万円→189万円
一般NISAから新NISAへのロールオーバーは上限の122万円を超えても可能とされています。
一般NISAを利用している人は、新NISAの投資枠(1階と2階を合わせた122万円)を
超えていても全額ロールオーバーすることができます。例えば、2019年に一般NISA枠で投資した株式や株式投信が140万円になった場合でも、すべてロールオーバーできます。
例えば、2019年のSPXLを今の価格でロールオーバーしたら、新NISAでは309万円分非課税で投機できることになります。
さらに2020年のTECL、2021年のSOXL、2022年、2023年、と続けるととてつもない金額になりえます。
我ながらこれはとてつもないスキームを発明したと感心していたのですが、手放しでは喜べません。
なぜなら、新NISAではレバレッジを効かせた投資信託が対象外となっているからです。
2019年に一般NISA枠で株式や投信などを購入した人は、2023年末に非課税期間が終了します。その際の選択肢は「特定口座(課税口座)に移管する」「2024年の新NISA枠にロールオーバーする」「売却する」となります(新NISAで対象外となる、レバレッジを効かせている投資信託、上場株式のうち整理銘柄・管理銘柄はロールオーバーできません)。
金融庁の資料でも同じ文言が使われていました。
令和2年度税制改正について
問題は、レバレッジETFが上述の「レバレッジを効かせている投資信託」に該当するかです。
つまり、ETFは投資信託に含まれるのか。
該当すればアウト、該当しなければ錬金術、となります。
ETFとはExchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
ETFは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウ等の指数に連動するように運用されている投資信託の一種ですが、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買できます。
あかんっぽいね。
ETFは投資信託の一種ですって書いてあるから、ETFも投資信託に含まれるという理解で良いのでしょうね。多分。
ということで、対象商品が明確になってからではないと分かりませんが、今NISAで投機しているレバレッジETFたちは5年間で満期を迎えると想定しておいた方がよさそうです。
それはそれでちょっとホッとするかもしれません。
レバレッジETFが使えないのなら、my beloved VTIで安心安全の投資をしていきたいと思います。